炎を吐く魔犬伝説の恐怖 真実を知る勇気はあるか?
The Hound of the Baskervilles
2022/1/29 (土) ~3/20 (日)
Lamb's Players Theatre
www.lambsplayers.org/the-hound-of-the-baskervillesdescription
シャーロック・ホームズのミステリー。
「バスカヴィル家の犬」はアーサー・コナン・ドイル作シャーロック・ホームズ犯罪小説の3作目。
ファン人気が高く、ワイルドでサスペンスあふれる小説を陽気な演出で魅惑的に舞台化した。
◼︎ ストーリー(*ネタバレ注意):
魔犬伝説のある大富豪のバスカヴィル家で当主チャールズ・バスカヴィル卿が他界する。
ジェームズ・モーティマー博士が、友人であるチャールズ・バスカヴィル卿の死の調査をシャーロック・ホームズに依頼する。
バスカビル卿はデボンシャーの領地バスカビルホールの敷地内で遺体で発見され、モーティマーはバスカヴィル卿の甥で唯一の相続人であり、新しい当主ヘンリー・バスカヴィル卿のことを気にかけていた。
チャールズ卿の死因は心臓発作とされていたが、モーティマーはチャールズ卿が恐怖の表情を浮かべて絶命していたことから疑念を抱く。
魔犬伝説とは何か?
バスカヴィル家は炎を吐く恐ろしい魔犬に呪われていて、一族の人間は幸せな最期を迎えられないと伝えられていた。
実際、亡くなった前当主のチャールズは地域に貢献した善良な人物で、誰かの恨みを買っていたとは思われない。
遺体に外傷がなかったことから事件性は考えにくく、やはり死因は心臓発作のようだ。
チャールズ老人はもともと心臓病を患っていた。
しかし、一方で不可解な点もある。
1. 魔犬伝説を恐れていた老人が、どうして夜中に屋敷の外に出たのか?
2. その夜に老人の悲鳴を聞いたという証言。
3. 現場に残っていた巨大な獣の足跡。
本当にバスカヴィル家が魔犬に呪われているなら、新当主となる若いヘンリーの身も危ないということになる。
ホームズとワトソンは魔犬(あるいは犯人)の正体を突き止めるべく、捜査に乗り出した。
バスカヴィル家は、イングランド内戦の頃、先祖のヒューゴ・バスカヴィルが女性誘拐の協力を求めて悪魔に魂を差し出し、巨大な猟犬に殺されたと伝えられて以来、呪詛(じゅそ)を掛けられていると信じられていた。
チャールズはその呪いを信じていて、死ぬときには恐る恐る何かから逃げているように見えた。
ホームズは、カナダから到着したばかりのヘンリーと会い、新聞紙を切り貼りした匿名の脅迫文の存在を知る。
ヘンリーの新しいブーツが、ロンドンのホテルの部屋から突然消えた。
警告を受けたにもかかわらず、バスカヴィル・ホールへの入居を計画するヘンリー。
ホームズとワトソンは、ホームズのアパートからホテルに戻る彼を尾行すると、タクシーに乗った髭面(ひげづら)の男がついてくるのに気づく。
2人はその男を追うが、行方を見失ってしまう。
モーティマーはバスカヴィル・ホールの執事、バリモア氏が見知らぬ男と同じような髭を生やしていることを彼らに伝える。
ヘンリーのブーツは発見されたが、古いブーツは消えてしまった。
ホームズは、ヘンリーを追いかけた髭の男を乗せたタクシーの運転手を呼び寄せる。
その男がタクシーの運転手に自分を「シャーロック・ホームズ」と名乗っていたことを知って驚く。
ホームズはバスカヴィル事件にさらなる興味を抱いたが、他の事件で忙殺されていたので、ワトソンにヘンリーをバスカヴィル・ホールに同行させ、頻繁に報告書を送るように指示する。
バスカヴィル邸に到着したワトソンとヘンリーは、セルデンという脱走した殺人犯がこの地に潜伏している可能性を知る。
バリモアとその妻もホールで働いているが、一刻も早く屋敷を出たいと思っている。
夜中に女性のすすり泣きを耳にしたワトソンは、それがバリモア夫人であることを確信したが、夫は否定する。
その後、ワトソンは近所に暮らすステイプルトン兄妹に出会う。
動物の鳴き声が聞こえてきても、ステイプルトン兄妹は即座に「伝説の猟犬とは無関係」だと片付けてしまう。
兄の声が聞こえなくなると、妹はワトソンをヘンリーと勘違いし、立ち去るように促した。
その後、彼女とヘンリーは出会い、すぐに恋に落ちる。
当初、兄はこれに怒りを覚えたが、やがて謝罪して、数日後にヘンリーを食事に招待する。
夜になり、誰もいない部屋でロウソクを持っていたバリモアをワトソンとヘンリーが捕まえると、さらに疑いの目が向けられることに。
バリモアは2人の質問に答えようとしなかったが、バリモア夫人はセルデンが自分の兄だと告白する。
ワトソンとヘンリーは草原でセルデンを追うが、セルデンは逃げてしまい、ワトソンは近くに別の男がいることに気づく。
セルデンは謎の死を遂げる。
発見されたその遺体は、ヘンリー卿の古着を着ていて、本人と見間違えるほど似ていた。
ホームズはステイプルトンとヒューゴ・バスカヴィルの肖像画が酷似していることに気づく。
事件の背後にはステイプルトンの秘密と野望が絡んでいた。
ステイプルトンは、実はロジャー・バスカヴィルの息子で、自分の名前もロジャーだった。
彼は親族を追い出してバスカヴィル家の財産を手に入れようと、あらゆる画策をめぐらしていた。
猟犬にヘンリー卿の匂いをつけるために使われたヘンリー卿のブーツも見つかった。
ヘンリー卿の古い靴を奪ったのはステイプルトンだった。
猟犬にヘンリー卿の匂いを付けようとしたが、新品の靴には彼の匂いがなかった。
猟犬がセルデンを死ぬまで追いかけたのは、ヘンリー卿の服に付いていた匂いのせいだった。
ステイプルトンは近くの鉱山にある隠れ家に行こうとして命を落とす。
◼︎ チケット:
水曜2・7日、木曜7時 $28 $48 $58
金19時、土20時 $38 $58 $68
土(昼の部)16時、日(昼の部)14時 $48 $68 $78
シニア(66歳以上)と退役軍人は5ドル割引