Saturday, 21 December 2024

スポーツ/オリンピック

 

▽夏季五輪に4回出場し、28個のメダル (23個は金) を手にした、伝説の競泳選手マイケル・フェルプス。金5個を獲得したリオ五輪でのインタビューで “If it comes to that, I can swim fast.” (いざとなれば、オレは速く泳げる) と言っていたのを思い出す。これだな!と思った。天賦の才という恩恵があるとはいえ、若手の台頭を許さず、12年間も王座に君臨し続けるという超人的な偉業を成し遂げた原動力は、想像を絶する練習量は勿論のこと、精神的に他者を凌ぐ隠されたパワーがあったはず。それが、あの言葉「その時には速く泳げる」 じゃないのか。フェルプス自身が言霊 (ことだま) の効用を熟知していて、口癖のように自分に言い聞かせてきたのだろう。人間の自律神経は思考で働く。思考は言語で作られるので、ポジティブな言葉を常に口にしているとMAXの実力を発揮できる。それを信じていたに違いない。▽私は冬季五輪の隠れファン。ウインタースポーツに縁がなく、オフバランスを原点とするスキー&スケートを敬遠してきた反動なのか、雪と氷を征服したアスリートへの尊敬と憧憬の念でTV中継に釘付けとなる。コンマ○○秒の記録を争うアルペン・ダウンヒルは見ていてもシビレる。夏冬を問わず五輪大会で必ず起こる感動的なシーン。期待しながらパリ五輪を観戦中。(SS)
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▽子どもの頃から足が速かった。だから、小学生から高校まで陸上部員だった。足が速いとスポーツ万能と勘違いされるが、決してそんなことはない! ソフトボールなど一度もプレーしたことがないのに、高校の球技大会当日、無理やり一塁を守らされた。無茶振りもいいところ。左手でグローブを使うことができず、右の素手でボールを受け続けて、皆に爆笑された。チームは優勝したが、自分の右手は青あざができて、しばらく箸が握れなかった。▽運動が脳に与える影響を「スポーツ脳」と呼ぶらしい。運動をすると「幸せホルモン」が作られて爽快な気分になり、ストレスや不安が減るとのこと。ネットでポチれば食料が簡単に手に入る時代だが、脳は1万年前からほとんど進化していないとか。私たちが身体を活発に動かして家に戻ると、脳は食べ物や新しい住処を探していたと解釈し、報酬として多幸感を与えてくれるという。生物学的に、私たちの脳はまだサバンナにいるのだ。▽パリ五輪が始まった。2026冬季はミラノ、2028夏季はロサンゼルス、2030冬季は未定、2032夏季はオーストラリアのブリスベンで開催される。夏季オリンピックを4回迎えると、ゼロ歳児が成人式を迎え、70歳のシニアは90歳になる。次の五輪大会を観戦することが、高齢者の目標となっているように思う。(NS)
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スポーツは何もしていない。小学生の頃から体育の授業が苦痛だった。短距離競争は走るのが遅いし、長距離は持久力がない。鉄棒や跳び箱、マット運動も苦手、球技も全然ダメ。ペアになって行う練習では、なるべく自分と同じように球技が苦手で、スポーツに真剣でない子と組むようにしていた (私の番になると球を落としてしまうので続かない。上手な子と組むと相手にイライラされそうだし・・・)。球技大会はチームに迷惑ががかりそうで、参加するのが申し訳なかった。スポーツ観戦も、野球どころかオリンピック中継も観ない家庭で育ったので、全く興味がない。そんな親の影響もあって、子供と一緒にスポーツを楽しめない私。せいぜい一緒に歩くくらい? このままだと、私のようにスポーツとは縁のないインドア派に育つんだろうなと不安になったので、去年から空手を習わせた (インドアだけど、一応スポーツ)。予想に反して、兄妹とも筋が良さそう。空手の型をどんどん覚えて、キック、パンチ、ディフェンスも上達し、ベルトテストを受けて、着々と昇級している。空手は礼儀作法、集中力や忍耐力が身に付いて、心身ともに成長できるので、始めて良かったなと思う。黒帯を目指して、これからも頑張ってほしい。 (YA)
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suzuko-san
今年で通算3回目、100年ぶりの開催となったパリ・オリンピック。今号が発行される頃には始まっている。フランスと言えば想像する言葉は「優雅」。多くの観戦者の興味を引くであろう開会式のパレードは、オリンピック史上初! パリの街を流れるセーヌ川のオステルリッツ橋からイエナ橋までの6㎞を、選手たちが国別の船に乗って開会式を彩るというから、なんと優雅なオープニングセレモニーであろうか。それはともかく、私はスポーツとは自分が身体を動かすモノであって、テレビなどで見るモノではない、という持論がある。日本にいた頃、夏の夜はビールを片手に枝豆をつまみながらテレビで野球を見る、というのが定番の娯楽だったらしい。私はそのカテゴリーの人々には属していなかった。米国に来て驚いたのは、野球もさることながら、アメフトを始めバスケなどなど、テレビでのスポーツ観戦人口、ひいてはスポーツバーの数だった。まぁ、コンサートなども実際に劇場に足を運ばないでTVやネットなどで見たりもするから、スポーツ観戦も同じかとも思ったりもする。スポーツは頑張れば自分でもできる。その楽しみの方が大きいと思うのだが。というワケで、私の場合、開会式で繰り広げられる各国のユニークな衣装や選手たちの表情を見るのがオリンピックの最大の楽しみという、つまらない観戦者ではある。(Belle)
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jinnno-san
スポーツらしいスポーツをずーーっとしてない。学校時代は部活でキャプテンを務めていたし、運動がキラいってことではない。でも、走ったり筋力つけたり、頑張って苦しむのはもうイヤ 笑。走るのはムリなので、せいぜい近所の散歩、家での腹筋10回が限度 笑。観戦するのはだーいすき。オリンピックのボランティアに参加したという知り合いはいるけど、わたしはオリンピックを生で観たこともない。今回の五輪開催地パリで生まれ育ち、そこに両親が暮らす実家がある友達は、毎年子供を連れて里帰りしている。場所はパリのド真ん中の、歴史あるふるーい小さなアパートの最上階。いつもはそこに寝泊りしてるらしいんだけど、今年は、彼女のお母さん曰く「オリンピックがパリに来るなんて、生涯でもうないかもしれない (前回は100年前だったらしい 驚!)。こんな二度とない、ビジネス・チーャンス!」(ん?笑) ということで、立地条件サイコーのその部屋をAirbnbとして貸し出しちゃったとか 笑。彼女は今夏も2人の子供を連れて里帰りしてるハズだけど、郊外のAirbnbで泊まってたりして 笑。親子・孫・おばあちゃんの関係をも引き裂いてしまう (そういうワケでもないけど 笑)、4年に一度の五輪大会。どんな選手よりも、おぬしが一番強し 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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スポーツはプレーするのも観るのも楽しい。基本的に球技が好きで、小・中学校の部活はバスケットボール、高校はテニスと学校外の社会人バスケチームに参加し、渡米後も大学でバスケをしていた。スポーツは余計なことを考えずに没頭できるので、ストレス解消にもなっている。今はテニスが一番の楽しみで、週に2、3回程度テニス仲間と打ち合っている。私の娘たちにも、夢中になって長く続けられるスポーツを習わせてあげたいが、アメリカの学校には日本のように3年間続けられる部活動がないのが残念。学校では1年のうち1か月ほどクロスカントリーをするだけで、体育の授業以外に運動する機会がなく、自分で習慣を身に付けないと運動不足になってしまう。特に、今時の子供は家でタブレットや携帯で遊んでしまうことも多いので、体を動かすことに慣れていないように思う。私の子供たちもフットワークが鈍い(?)。娘たちと一緒にテニスをした時、最初の出だしが遅くて、ついイラッとしてしまった私。気がついたら「打ったら戻る!」「ボール見ろ!」「足を動かす!」など、まるでスパルタコーチのようになっていた。それからというもの「またテニスしようよ」 と水を向けても、長女は付いてきてくれるが、次女は嫌気が差したようで、やらなくなってしまった。困ったな。今度はどのスポーツに誘おうかと思案中。(SU)

(2024年8月1日号に掲載)