日本航空 (JAL) は6月2日、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う環境変化への対応として、2021年6月~9月の増便・臨時便設定を決定した。
また、2021年8~9月の未発表としていた路線(東アジア路線やウラジオストク線)の便数計画を決定した。
主なトピックは次の通り。
なお、JALでは、安全・安心な空の旅を届けるため、現在、客室内の抗ウイルス・抗菌コーティングを進めている。
・ 7月から成田=シアトル線を週1便増便し、週4便運航する。
・ 9月から成田=ロサンゼルス線を週3便、マニラ-成田線を週3便増便し、成田を経由するマニラ=ロサンゼルス間で毎日接続が可能となる。
・ 以上により、日本=北米間のネットワークを拡充するとともに、成田を経由した東南アジア=北米間の接続が一層強化される。
なお、サンディエゴ=成田線は9月まで、週3便(SD発: 日・水・金 / NRT発: 火・木・土)で運航している。同路線は日本航空により運航され、アメリカン航空とのコードシェア便となる。10月1日以降のスケジュールは後日、発表される。
日本航空(JAL)は5月27日、国際線渡航時の新型コロナウイルス感染症に関する医療費・検査費・隔離費用をサポートするサービス 『JAL コロナカバー』 の対象期間を、9月30日まで延長すると発表した。
このサービスは、AWPジャパン(アリアンツトラベルの日本事業法人)と提携し、旅行中に新型コロナウイルス感染症が陽性判定された場合にかかる医療費・検査費・隔離費用をサポートすることを目的として2020年12月から実施されているもので、日本のエアラインでは初となっている。
当初6月末までとしていたサービス対象期間を9月末まで延長し、7月以降は以下のようにサポート範囲を拡大している。
・対象となる乗客:JAL国際線を利用のすべての乗客 (JAL運航便かつJAL便名に限る)
・サポート内容:今回②が追加された
①渡航先で新型コロナウイルス感染症の陽性が判定された場合の医療費・検査費・隔離費用の費用を負担(判定前の医療費も対象)
② 医師や保健局から濃厚接触者と判定された場合や、発熱などの疑わしい 症状があり検査や隔離を要請された場合の、陽性判定前の隔離・宿泊費用を負担
・対象搭乗期間:2020年7月1日~2021年9月30日 搭乗分
・補償される期間:国際線出発(最初のご搭乗日)から31日間 (航空券購入時期にかかわらず対象。ただし、帰国時まで)。
JALは、安全・安心でスムーズな渡航の早期実現を目指し、感染症関連のデジタル証明アプリの実用化に向けた取り組みを進めており、その一環として、6月15日よりIATAトラベルパスの 試験導入を開始した。実施概要は次の通り。
・対象路線:羽田=ホノルル線
・対象期間:2021年6月15日(火)〜7月11日(日) ご搭乗分 (予定)
・利用の流れ:
①IATAトラベルパスアプリのダウンロード、アカウント登録、フライト情報の登録
② 協力医療機関にてPCR検査の予約、受検
③出発時空港カウンターにて、IATAトラベルパスのアプリ上に表示される
「OK to Travel」画面と、入国に必要な渡航書類を提示
利用方法動画:https://bit.ly/3g6UCJF
▽日本航空・予約・案内・JMB:1-800-525-3663、www.jal.com 発着テープ案内:1-800-525-2355
(2021年6月16日号 掲載)