ジャパン・ハウス ロサンゼルスは、『NATURE/SUPERNATURE:日本の木版画における自然と超自然』展を2021年2月15日より開催いたします。
現在、コロナ禍の影響で企画展ギャラリーは一時休館しておりますが、本展はまずウェブサイト上で3Dによるバーチャル・エキシビジョンとしてスタートします。
今後、感染状況が改善し安全性を確保したうえでの開館が可能となりましたら、ジャパン・ハウス ロサンゼルスのギャラリーにて、ご覧いただけます。
日本人は古くから自然景観を崇敬し、その恵みや移ろいゆく季節の美しさを、芸術や文学、旅、年中行事を通じて大切にしてきました。
自然の力は、日本文化の一つの中心でもありました。それは、超自然的な力が自然界のあらゆるところに存在しているという考え方に基づいています。
江戸時代と明治時代の木版画には、美しい自然景観が多く描かれています。
19世紀頃になると、人々が自然景観を慈しむ様子を描いた作品も多く作られました。
また、各地の景勝地や有名な寺社仏閣を題材として版画は人々を旅に駆り立てました。
他方、木版画家たちは、神話や民話、伝説に登場する霊的な存在や霊獣も描くようになりました。
縁起のいい神々、いたずら好きな精霊、変幻自在な動物、幽霊、鬼などです。
今回展示されるのは、カリフォルニア州クレアモント市のスクリプス大学が所蔵する多数のコレクションから厳選された60点余りの木版画で、葛飾北斎、歌川広重、歌川国貞、歌川国芳、月岡芳年、楊洲周延、河鍋暁斎、吉田博、川瀬巴水ら日本を代表する木版画家たちの作品です。
これらの版画作品には、人々に愛されていた美しい日本の風景や、その中に棲んでいると信じられていた超自然の存在が描かれています。
今回の展示を通じ、日本の自然環境や、現代の日本文化にも通じる古くからの信仰心について理解を深めていただければと願っております。
本展覧会は3つのセクションに分かれています。
セクション1:木版画の歴史と製作工程
黎明期の日本の印刷物、木版、印刷の道具、顔料を使い、どのような流れでフルカラーの版画作品が作られたかを解説します。
セクション2:自然
江戸(東京)と周辺地域、富士山周辺、その他4地域(日光、京都、瀬戸内海、長野)の景勝地を描いた版画を紹介します。
セクション3:超自然
自然や人々の生活に影響を与えると信じられてきた霊的・超自然的な存在を探ります。
本展の関連イベントは2月から5月にかけてオンラインで予定されており、ジャパン・ハウス ロサンゼルスのウェブサイトやFacebook、Instagram、TwitterなどのSNSで発表されます。
ギャラリーでの展示オープンの予定が確定しましたら改めてご連絡させていただきます。
ご質問等ございましたら
ジャパン・ハウス ロサンゼルス(JHLA)について
アートや工芸、デザイン、建築、科学技術、ポップカルチャー、食文化等、幅広いテーマから日本を紹介しています。
日本を一つの定義でくくってしまうのではなく、「日本とは何か」という真摯で柔らかい問いかけを持ち続けながら、常に進化を続ける日本の文化への理解を深めていきます。
JHLAは、ハリウッド&ハイランドセンター内の2フロア14,000 sq. ft.(約1,300平米) を使い、アメリカ及び世界からのお客様に向けて日本の様々な側面を紹介します。
2階スペースには、日本の想像力に焦点を当てる展示ギャラリーが設置されています。
5階スペースには多目的に利用できるサロン、くつろげるライブラリーが設けられ、ハリウッドとロサンゼルスが一望できます。
公式ホームページ:https://www.japanhousela.com