Madam Senは、デビューアルバム『花鳥風月』("The Beauties of Nature")を、世界中のストリーミングプラットフォーム上にリリースした。
このアルバムは複数の音楽ジャンルにわたり、クラッシック・オペラティックボイスと和楽器や現代的なエレクトロニック・ビートを融合させたユニークなアルバムとなっている。
Madam Sen --「大輪の花」(リリックビデオ)
https://youtu.be/F5NpCe0LJdw
Usagi YaスタジオのSimone Selloとアルバムを共同制作したMadam Senは、「芸者オペラシンガー」としてのパフォーマンスが米国フォーブス誌に取り上げられた。
もともと日本の広島県出身のMadam Senは、アメリカで歌のトレーニングをし、現在は南カリフォルニアを拠点に活動している。
『花鳥風月』は、「ふるさと」の情熱的なボーカルで始まり、ダンストラックの「U_uUsagi」そして、ギター、バイオリン、チェロの繊細なアレンジで作りあげられた「向かい風」へと続く。
このアルバムは、「大輪の花」から美しい日本の伝統的な琴の演奏と、「Emma's Creation」のエレクトロニック・ミックスで、音楽的情景をさらに広げている。
ラストを飾っているのは、Madam Senの芸名の由来でもあるプッチーニの代表作、オペラ、蝶々夫人から「ある晴れた日に」のアリアをボーカルと琴の演奏でレコーディングした作品だ。
様々な楽曲が収録されたこのコレクションは、Madam Senの個人的な旅の集大成であり、彼女の歌詞は、人々や自然とのつながりの中で、愛、希望、幸せを見つけるというテーマを反映している。
「私は自然への感謝と、いつも自然と共に生きアートを生み出していきたいと言う気持ちを込めて、このアルバムを『花鳥風月』と名付けました。」とMadam Senは述べた。
「このアルバムの楽曲すべてが、私にとって個人的で特別な意味を持っていて、アップビートなダンスの楽曲でもストーリーがあります。」と彼女は話す。
そして、最もやりがいのあった楽曲は、「桜はらはら散る」だと付け加えた。
「私の大好きな思い出の一つは、サンタモニカで路上ライブのパフォーマンスをしていたときに、私の応援をしようとわざわざ来てくれた、ホームレスの男性との友情です。
彼は自分でも困っているのに、いつも私が歌うのを見に来て下さり、たくさんの人々も助けていました。
彼の行動は、まるで現代の神様の救いの様だと思い、彼の無償の愛を音楽で表現したいと思いました。
彼のことは一生忘れません。音楽の力は、愛を示し、私たちの心を開いて、私たちを一つにすることができる、と私は信じています。」
『花鳥風月』は現在、SpotifyやApple Musicで購入できる。
Madam Sen – Kachoufugetsu
Rel. 4/3/2021
(リンク)
Track List
- Furusato
- U_uUsagi
- Mukai Kaze
- Sakura hara hara Chiru
- Dakareru Monna Lisa
- Tairin no Hana
- Emma's Creation
- Kaiha
- Koi Tirari
- Un Bel Dì Vedremo (from "Madama Butterfly" by Puccini)
Madam Sen Official Website: https://www.geishaoperasinger.com/
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(2021年5月1日号掲載)