2021年4月18日
パドレスのダルビッシュ有投手は4月17日、サンディエゴでのドジャース戦に先発し、7回を1安打、1失点、9三振、3四死球の好投を見せながら、味方打線の援護を受けられず今季初黒星 (1勝) を喫した。
チームは0-2で敗れた。
ナ・リーグ西地区の首位ドジャースをペトコパークに迎えた3連戦。
第2試合の先発マウンドを踏んだダルビッシュはド軍エースのカーショーと見事な投手戦を演じた。
ゲームが動いたのは5回表。
ド軍は2死後、6番打者マッキンストリーが死球で出塁、7番ラリーが初安打、8番バーンズが四球で満塁。9番打者の投手カーショーがフルカウントから四球を選び、押し出しで均衡が破れた。
ド軍は9回に3番ターナーが3人目投手のパガーンからソロHRを放ち、ダメ押しの2点目を加えた。
試合後、ダルビッシュ投手は自分のブログに「5回の四球押し出しは悔しかった」としながらも、「プラン通りに投げられて、自分が成長していると実感できた」と自信をほのめかし、「カーブ、パワーカーブ、スライダーを改良し、カットボールとの相乗効果が出て、打者も迷っていた」と、確かな手応えを感じている様子。
「スプリットが良くなれば、もう一段、上に行くことができる」と、克服すべき課題もしっかり見据えていた。
*写真はドジャース戦に先発したパドレスのダルビッシュ投手 (4月17日=ペトコパーク)
Picture:© San Diego Padres
(2021年5月1日号掲載)