2022年2月19日
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は2月17日、コロナ禍の改善傾向を踏まえ、Covid-19を「エンデミック」 (死亡率が高くない “限局性疾患”) として捉える方向性を示唆した。知事は「州民がパンデミック以前の日常生活を取り戻すためには再流行への予防と迅速な対応が不可欠」と語り、州当局と州民に警戒を緩めないよう釘 (くぎ) を刺した。
知事によると、これまで通りにワクチン接種と検査態勢を維持し、高機能のマスク7,500万枚を配布する準備も整える。
さらに新種の変異ウイルス出現を想定しながら、遺伝子配列の調査態勢を充実させ、患者には治療薬を48時間以内に提供できる見通しをつけるという。
在ロサンゼルス日本国総領事館は2月17日付で、日本政府が発表した「カリフォルニア州から帰国・入国者の検疫所指定施設での待機期間等の変更」をホームページに掲載した。
主な内容は次の通り:
◆日本時間の2022年 (令和4年) 2月18日午前0時以降、カリフォルニア州に居住・滞在する人が日本に帰国・入国する場合、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、入国時に検疫所長の指定する場所 (検疫所が確保する宿泊施設に限る) で3日間待機 (入国日は含まない) が求められ、その3日目に改めて検査を受ける。
検査結果に問題がなければ、残りの期間 (入国翌日から起算して7日間) は自宅等での待機となる。
◆【広域情報】 新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置 (外務省):
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C016.html
◆日本への帰国・入国における基本的な流れ:
出国前72時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明の提出、誓約書の提出、スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用、質問票Webへの登録、到着時のコロナ検査等は変更なし。
https://www.la.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kikokuinfo202111_01.html
◆入国時に検疫・審査・税関申告の入国手続等を行えるウェブサービス (Visit Japan Web):
https://www.digital.go.jp/policies/posts/visit_japan_web
◆【参考】 水際対策に係る新たな措置について (厚生労働省):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
◆【問い合わせ窓口】:
・厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口 (検疫の強化) / 日本国内から 0120-565-653 / 海外から +81-3-3595-2176 (日本語、英語、中国語、韓国語対応)。
・出入国在留管理庁 (入国拒否、日本への再入国) / 代表 03-3580-4111 (内線4446、4447)。
・外国人在留支援センター内 外務省ビザ・インフォメーション / 0570-011000 (ナビダイヤル:案内に従い日本語の「1」を選んだ後,「5」を押す) / 一部のIP電話からは 03-5363-3013。
*詳細は在ロサンゼルス日本国総領事館 (213-617-6700):
https://www.la.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(2022年3月1日号掲載)