ネズミの多い都市ランキング  シカゴ6年連続1位、SD19位

2020年11月1日

有害生物駆除業者「オーキン」 (本社:アトランタ) が全米50都市圏を対象に、毎年9月1日から翌年8月31日にかけて調査している「ネズミが棲み着く街ランキング」によると、今年はサンディエゴが前年の32位から19位へと不名誉な躍進ぶりをみせた。
 
毎年のように各都市圏がランキングを上下する中、シカゴは6年連続でトップの座を維持している。

同市は「ネズミと共存する都会」という汚名を返上しようと、2016年から「ネズミ撲滅作戦」を展開し、行政の呼びかけでネコの里親になる市民が増えたものの、ワースト1からの脱出は果たせないでいる。
  
都市別ワースト10はは以下の通り。

① シカゴ、② ロサンゼルス、③ ニューヨーク、④ ワシントンDC、⑤ サンフランシスコ、⑥ デトロイト、⑦ フィラデルフィア、⑧ ボルティモア、⑨ デンバー、⑩ ミネアポリス。
 
米疾病対策センター (CDC) によると、今年3月から全米で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、特に飲食店の休業/営業制限などでネズミの餌が減少し、行き場を失ったネズミが一般住宅に押し寄せているという。
 
強靭 (じん) な顎 (アゴ) と鋭い歯を備えた齧歯 (げっし) 類 (ネズミ、リス、ヤマアラシ) は穿孔 (せんこう) 能力 (穴をあけるパワー) に優れ、家屋や電線、ガス管、水道管などを破壊する厄介者。

さらに、ネズミの持つ病原菌が食中毒を引き起こしたり、レプトスピラ症 (ドブネズミなどの保菌動物から人獣に感染する病気)、ハンタウイルス肺症候群や腎症候性出血熱 (ハンタウイルスがネズミの糞尿から人に感染する病気) などの原因になることも。
  
一般家庭が取るべき対策は ① 食品を放置しない、② ペットの食べ残しを片付ける、③ 衣類、タオル、シーツを収納する (巣作りの素材を与えない)、④ ネズミが入り込む隙間や穴を防ぐ、⑤ 駆除業者に有効な対策を依頼する――など。

「ネズミにとって都合の良い家にしない」ことが肝要だ。


(2020年11月16日号掲載)