SD開催の「コミコン」 人気過剰どこまで
１時間でチケット完売！ 最速記録更新
2015年2月24日
 |
| © Dooley Productions / shutterstock.com |
毎年13万人ものコミック／アニメ愛好家が集まる「コミコン・インターナショナル」 (今年の日程は7月9日〜12日) は年々人気が上昇している。
2月21日朝から売り出された今年度の全日パス (４日間有効) は販売開始からわずか1時間で完売。
昨年の1時間30分を上回る最速記録で “札止め” となった。
1970年に産声を上げたコミコンは最新ポップカルチャーの世界的祭典として知られ、コミック、アニメ、マンガ、映画、テレビ、ビデオゲーム、SF、玩具などの最新情報が各国から集められる。
この種類のイベントとしては全米最大規模を誇る。
SD・コンベンションセンターがコミコンの会場となったのは1991年。
2016年までサンディエゴでの開催が決定しているが、その後の開催地については未定。
SD、アナハイム、LAの３都市による熾 (し) 烈な誘致合戦は今後も火花を散らしそうだ。
SD市では大型人気イベントの継続的開催を確実にするため、5億2000万ドル (約622億円) のコンベンションセンター拡張計画を進めてきた。
増築の資金源を求めて、地元ホテル経営者らによる室料値上げもSD市が承認したが、州控訴裁から 「住民投票に問わずに決定したのは違憲」との判断が示され、拡張工事の遅延は免れない状態となっている。
（2015年3月16日号掲載）