第1回ワールドビーチゲームズ、サンディエゴで開催決定
2019年10月10日〜15日、サウスミッションビーチを会場に
2018年2月1日
ビーチバレーボール、ビーチサッカー、カイトサーフィン、水上スキー、ウェイクボーディング、スタンドアップパドル、BMXサイクリング、ボルダリング、デュアスロン (ランニング&自転車ロードレースの複合競技) など、海上/海岸で繰り広げられるウォータースポーツ/アウトドアスポーツの初の世界大会、「ワールドビーチゲームズ」が来年10月10日から15日までの6日間、サンディエゴのサウスミッションビーチを会場として開催されることになった。
ワールドビーチゲームズは、各国が集合するオリンピック委員会連合 (Association of National Olympic Committees=ANOC) が3年前、第1回大会をサンディエゴで行う計画を公表しており、昨年に開催を予定していたが、資金集めと会場準備にさらに時間を要したことから延期を余儀なくされていた。
来年開催が決定した第1回大会は、100か国以上の参加国から、約2,000人のアスリート、約1,800人のANOC関係者が集まり、15種のスポーツ/17競技で鎬 (しのぎ) を削る。
観客動員数は40万人以上と見込んでおり、サンディエゴで開催される屋外スポーツイベントでは最大規模となる。
観戦は無料で、観客は会場移動の際にフリーシャトルを利用できる。
会場となるサウスミッションビーチには、関連イベントとして催されるコンサート用の野外ステージも設置される。
関連催事が行われるベルモントパーク近くの芝生エリアは観客が寛ぐための広場になる。
近くには一般人向けのクライミングウォールやスケートボードコースも準備されるという。
ビーチゲームズ世界選手権の具現化は2008年のアジアビーチゲームズ開催 (インドネシア・バリ島) を契機に進められてきた。
ANOC関係者の多くは、トライアスロンをはじめ、数多くのウォータースポーツの発祥地サンディエゴこそ第1回ワールドビーチゲームズの開催地に最適と考えていたようだ。
(世界初のトライアスロン大会は1974年9月25日に開催されたミッションベイ・トライアスロン) 2019年はサンディエゴの市制施行250周年に当たることから、第1回ワールドビーチゲームズが記念碑的なイベントとして歴史に刻まれそうだ。
大会開催の総費用は約4,000万ドル (約43億5千万円)。
開催期間が6日間と短く、五輪大会の費用と比較しても低コストで、必要とする施設も恒久型ではなく、撤去可能な簡易型で済むという。
ANOCは第2回大会を2021年に予定しており (開催地は未定)、それ以後も2年ごとに、冬季五輪と夏季五輪の中間年に開催したいとしている。
(2018年2月16日号掲載)