SDユニオン=トリビューンの親会社
LAタイムズが売却協議、地元資産家と
2018年2月8日
© Juli Hansen |
ロサンゼルス・タイムズ紙 (電子版) は2月6日、親会社のメディア大手トロンクが、同紙を地元の資産家の医師、パトリック・スーン・シャン氏 (65) に売却する方向で協議を進めていると報じた。
売却には同紙傘下のサンディエゴ・ユニオン=トリビューン紙も含まれる。
売却額は約5億ドル (約550億円) 。
ロサンゼルス・タイムズ紙は近年、部数低迷に喘 (あえ) いでいるほか、不祥事も起きている。
昨年8月には編集者らが解雇され、ヤフーの暫定最高経営責任者 (CEO) などを務めたロス・レビンソーン氏を発行人兼CEOに迎えたが、同氏のセクハラ問題が1月に発覚し、トロンクは一時休職扱いにして外部に調査を委託した。
買い手のスーン・シャン氏は南アフリカ生まれの中国系米人。
癌 (がん) 治療薬の開発/創薬で巨額の富を築き、所有資産額は約90億ドル (約9,600億円)、純資産で約78億ドル (約8,300億円) と言われている。
「フォーブズ長者番付」 では米人ランキング第47位に顔を出している (2016年12月時点)。
(2018年3月1日号掲載)