ホートンプラザ買収成立
2年以内に改築工事開始
2018年9月6日
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築33年の老朽化しつつあるショッピングセンター、ホートンプラザの再生計画を発表している不動産投資会社ストックデール・キャピタル・パートナーズは、同センターの運営会社ウェストフィールド・アメリカからの買収手続きを8月末に終了した。
地元メディアが伝えた。
ストックデール社は、90万sq.ft.のホートンプラザをショッピングセンターから機能的なオフィスビルに改築し、仕事と余暇の要素を含んだ快適なビジネス環境を創出したいという。
ホートンプラザの改築は2年以内に着工される見通し。
2020年末までにテナント誘致が行われ、将来的には3,000~4,000種の高給職を創出し、地元への経済効果は年18億ドル (約2027億円) が見込まれるという。
ストックデール社が提示しているホートンプラザ再生計画にはミレニアル世代 (1980~2005年生まれの20~30代世代) の動向が色濃く反映されている。
彼らが好む生活拠点 No.1 はダウンタウン。
だが、企業の多くは郊外に点在し、長時間の通勤を強いられている。
高給職のテクノロジー企業を新生オフィスビル「ホートンプラザ」に集めることで、次世代 “ ITジェネレーション ” の需要を満たすことで活路を開こうとしている。
(2018年10月1日号掲載)