子供700人再会できず、裁判所期限で
SD連邦地裁審理、トランプ政権報告
2018年7月28日
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トランプ政権が強行した不法移民の親子の分離拘束をめぐり、裁判所が命じた再会期限を迎えた7月26日、政権側は子ども2,500人以上のうち約700人が再会できなかったと明らかにした。
サンディエゴの連邦地裁で開かれた審理で報告した。
人権団体などは「期限を守らなかった」「見通しのないまま親子を引き離した」と批判を強めている。
報告によると、約700人のうち約430人の親が既に国外追放になっているという。
トランプ政権は親子分離については国内外の強い反発を受け大統領令で撤回したが、不法移民への「不寛容政策」は強化している。
移民・税関捜査局 (ICE) は7月26日までに、勤務先を捜索するなどして昨年10月～今年7月20日に計約980人を逮捕したと発表した。
2016年10月～昨年9月は計約170人で、逮捕者は5倍以上となった。
（2018年8月16日号掲載）