Tuesday, 15 October 2024

「コミコン」 SD開催、2024年まで延長

「コミコン」 SD開催、2024年まで延長

課題はコンベンションセンター拡張

2019年7月7日

  © Sarah Mertan / shutterstock.com

約13万5千人が押し寄せる世界最大のポップカルチャー祭典「コミコン インターナショナル」。

この人気イベントは2021年までSDコンベンションセンターでの開催が決定していたが、7月に主催者とSD市の間で3年延長の合意に達し、2024年まで当地で開催されることになった。

SD開催延長の合意に至った最大要因はコンベンションセンター使用料の大幅ディスカウント。

2022年のコミコンでは通常レートの約32万ドルから約17万5千ドルに減額される。

ホテル宿泊料の抑制措置も開催年延長の実現に奏功した。

今回の契約更改では、コミコン開催期間中はホテル宿泊料を2%を超えない料金アップに留めるとしており、ダウンタウンからミッションバレーに至る宿泊施設約60軒 (合計約14,000室) から合意を取り付けている。

会場周辺にある主要宿泊施設の今年の料金レンジは1泊約$187~$456。

主催者側は展示スペース増設を切望しており、SDが2024年以降も開催都市に踏みとどまるにはコンベンションセンターの拡張実現が必須になる。

来年3月に実施される住民投票では、コンベンションセンター増築、ホームレス対策、道路改修の財源となるホテル税 (宿泊税) アップの是非が問われる。


(2019年8月1日号掲載)