Saturday, 18 May 2024

J・S・マケイン、横須賀出港 米国帰還、SDの第3艦隊へ

2021年9月18日

在日米海軍司令部は9月17日、第7艦隊所属のイージス駆逐艦ジョン・S・マケイン (USS John S. McCain / DDG-56=ミサイル駆逐艦) が米国に帰還するため、横須賀基地 (神奈川県横須賀市) を出港したと発表した。

横須賀基地に配備された1997年以来、24年間にわたる任務を終えた。

今後はサンディエゴの第3艦隊所属となる。
 

ジョン・S・マケインは2011年3月、空母ロナルド・レーガンに同伴し、東日本大震災の被災地救援活動「トモダチ作戦」への参加で本州東北部に配備されるなど、日本との関わりが深い艦船。

艦長のティン・トラン中佐は「乗組員は、日本の皆さまが示した友情の絆とおもてなしを永遠に忘れない」とのコメントを出した。
 

2017年8月には、シンガポール近くのマラッカ海峡東方でタンカーと衝突し、乗組員10人が犠牲となった。
 

横須賀基地には、後継として、最新鋭のイージス駆逐艦ラファエル・ペラルタが配備されている。

艦名ジョン・S・マケインは、第二次世界大戦時の元米海軍提督、息子の元米海軍大将、孫の元上院議員の3人に因んでいる (いずれも同名)。

*写真は横須賀港に停泊中のイージス駆逐艦ジョン・S・マケイン (2010年2月)


Picture:© viper zero / shutterstock.com


(2021年10月1日号掲載)