SD、冬にインフルエンザ大流行? 昨年の反動警戒、予防接種奨励

2021年11月5日

米国は昨年、インフルエンザの予防接種を受けた人の数が減少しながらも、例年より感染者は少なかった

新型コロナ感染対策としての手洗い励行マスク着用インフルエンザの流行を抑制したとの見方もある。


サンディエゴ郡保健当局は冬を迎えるにあたり、感染者が急増する事態を強く懸念している。

昨シーズン、郡の保健所に報告されたインフルエンザの陽性反応はわずか約800件

昨年までの3年間の陽性反応の平均は約17,000件で、通常より大きく減少した。

昨年は郡内で10月23日までに約681,643人が予防接種を済ませたが、今年10月の最終週に発表された保健福祉課の報告では約609,000人だった。

コロナ対応が緩和の方向へ向かう中、昨年の反動としてインフルエンザが大流行する恐れをはらんでいる。


インフルエンザの患者数は通常11月中旬に急増し始める。

ワクチンを接種してから免疫システムが抗体を生成するまでに約2週間かかるため、今からワクチンを接種しておけば、本格的な新型インフルエンザのシーズンが到来しても、十分に防御できる可能性が高い。


ある種類のインフルエンザウイルスに対応するために作られた抗体は、他の種類のインフルエンザウイルスに対してもある程度の防御効果があるという。

予防接種の感染防止効果は過去11年間で19%~60%と推定されており、研究者は重篤化を回避する恩恵が得られると考えている。


サンディエゴ郡保健福祉課の疫学部門医療ディレクター、シーマ・シャー医師は「予防接種を受ける必要性は例年にも増して高いと言える。行動すべき (予防接種) は今」と呼びかけている。


(2021年11月16日号掲載)