2022年10月6日
男子テニス「ATP250 サンディエゴ・オープン」の決勝戦で、第5シードの地元出身、ブランドン・ナカシマ (米国・21歳) が第3シードのマルコス・ギロン (米国・29歳) を6-4、6-4のストレートで制し、ツアー初優勝を飾った。
それまでナカシマはツアーで2回決勝に出ているが、タイトル獲得には一歩及ばなかった。
試合後、ナカシマは「地元での初タイトル獲得なんて、夢を見ているようで信じられない。
観戦に来てくれた人たちが会場の雰囲気を盛り上げてくれた。感謝したい」と喜びを語った。
準優勝のギロンは今回がツアー初の決勝進出だった。
出場を予定していた錦織圭 (ユニクロ) は1月に受けた手術後に股関節痛が再発し、2年連続でサンディエゴ・オープンを欠場。
10月5日に東京都内で行われたイベントにオンラインで出席し、年内に復帰できるかは不透明であることを明らかにした。
今後、米国やカナダでの下部ツアーへ出場を検討しているが「どうなるかは自分でも分からない。今年全く出られない可能性もあり、模索中」と語った。
患部を庇 (かば) うことで他の箇所にも痛みが出ている状態。
復帰を焦ることで「メンタルが疲れてしまい、最近は (気持ちの) アップダウンがすごく多い」とも述べた。
錦織は昨年10月を最後にツアー大会に出場しておらず、10月3日開幕の「楽天ジャパン・オープン」も欠場した。
*イラストはイメージ
(2022年10月16日号掲載)