4/7/2023
全米大学体育協会が主催する「NCAAディビジョン I 男子バスケットボールトーナメント」は4月3日、ヒューストンで決勝戦が行われ、西ブロック第4シードのコネチカット大 (UConn)・ハスキーズが南ブロック第5シードのサンディエゴ州立大 (SDSU)・アズテックスを76-59で下した。
両チームは試合開始から互角の戦いを繰り広げたが、中盤にUConnが攻勢を強め、一時は16点のリードを奪った。
前半は36-24でUConnが12点リードで優勢。
後半もUConnが点差を広げて試合を優位に進める中、SDSUも意地を見せて速攻で反撃に転じ、残り時間約7分の時点で6点差まで詰め寄るなど健闘したが、及ばなかった。
コネチカット大は9年ぶり5度目の優勝。
サンディエゴ州立大は準決勝 (ファイナル・フォー) でフロリダ・アトランティック大 (FAU) を相手に試合終了直前の逆転ゴールを決めるなど、劇的な勝利を収めて初の決勝に進出し、地元ファンを沸かせた。
大会最優秀選手には決勝戦で17得点/10リバウンドと活躍したUConnのアダマ・サノゴ選手 (マリ出身) が選出された。
ケーブルTV/放送番組の視聴率を調査するショーバズ・デイリー (ShowBuzz Daily) によると、CBSでTV中継された今年の決勝戦の視聴者は約1,469万人で、NCAA男子全米選手権大会史上、最も視聴率の低いタイトル戦となった。
理由の一つとして、今大会の出場選手がスター性に欠けていたことを挙げている。
一方で、女子の決勝戦は史上最高の視聴率を記録した。
(2023年5月1日号掲載)