4/25/2023
パドレスのダルビッシュ有投手は4月23日、ダイヤモンドバックス戦 (敵地) に先発登板し、5回2/3を2被安打/1失点/5奪三振/5四球の内容で今季初勝利を手にした。
ダルビッシュ投手 (1勝2敗) は、先発マウンド4試合目でようやく挙げた初白星にも「自分がどうであれ、チームが最終的に勝ってくれれば」と淡々。
それより「真っすぐは球速も力もあった。速いカットボールも良かった」と投球内容の充実を喜んだ。
直球は今季最速の97マイル (約156キロ) をマーク。
「体の感じで、今日はそれくらい出る可能性があると思っていた」と振り返った。
こだわり続けるのは「走る球」を投げられる体の感覚だ。
具体的には「体の連動」だという。
「(球に伝わる力が) 100%に近いポイントで満足にリリースを迎えられる感覚」と説明。
力の乗った直球に、多彩な変化球を織り交ぜて相手打線を翻弄 (ほんろう) した。
これまでは打線の援護に恵まれない試合が続いていたが、調子自体は悪くなかった。
最後に右太腿 (ふともも) の裏が攣 (つ) るアクシデントもあったが問題はなさそう。
「いい変化球もあった。チームも (2連勝で) 勝率5割に復帰し、これから楽しみ」と期待を抱かせた。
*Picture:© MLB / San Diego Padres
(2023年5月16日号に掲載)