好調パドレス14人放出、9人獲得
2020年9月2日
コロナ禍の今季は例年以上にMLBのトレードが活発だった。
プレーオフ進出チームは10から16に拡大され、可能性が広がったことが背景にある。
選手のプレーオフ出場権が保証されるトレード期限日の8月31日に動きが集中した。
ナ・リーグ西地区2位のパドレスは2006年以来のプレーオフを目指し、積極的に動いた。
パ軍は準正捕手エッジズを含む14人を放出し、インディアンスから先発陣の柱だったクレビンジャー、エンゼルスからは捕手カストロを獲得。
マリナーズとは複数選手が絡むトレードを敢行するなど、9人の新戦力を迎えた。
先発陣に故障者が相次いだブルージェイズはドジャースのストリプリング、マリナーズのウォーカーの両右腕にダイヤモンドバックスの左腕レイを補強した。
レッズは外野手グッドウィンを加えた。
役割が重なる山口、秋山の起用に影響が出そうだ。
今季のプレーオフ出場が厳しいエンゼルスやマリナーズ、ダイヤモンドバックスは将来を見据え、主力を放出して若手を獲得している。
(2020年9月16日号掲載)