2021年11月8日
米国競馬のブリーダーズカップ (BC) 最終日は11月6日、デルマー競馬場で日本馬6頭がG1レースに出走して行われ、ラヴズオンリーユー (5歳牝馬、川田将雅騎乗) とマルシュロレーヌ (5歳牝馬、オイシン・マーフィー騎乗) が優勝した。
日本馬の米国G1勝利は2005年にシーザリオが初制覇して以来で、ブリーダーズカップでは初めて。1984年に創設されたブリーダーズカップで、日本馬は1996年から昨年まで延べ13頭が挑戦し、4着が最高だったが、今年は2日間で7頭が参戦し、デルマーで初勝利を挙げた。
ラヴズオンリーユーに騎乗し、海外G1初制覇の川田騎手は「きつい流れで思い通りではなかったが、最善を尽くせた。
本当にうれしい」とコメント。
伏兵のマルシュロレーヌはダート競馬の本場米国で日本馬の海外ダートG1初勝利。
両馬を管理する矢作芳人調教師は「ラヴズオンリーユーは強さが際立っていた。
マルシュロレーヌはそこまで力の差があるとは思っていなかった。
アメリカ最大の競馬の祭典で、日本競馬の力を見せることができて嬉しい」と語った。
他の日本馬は、BCマイルのヴァンドギャルドが12着、BCスプリントのマテラスカイが5着、BCダートマイルではピンシャンが7着、ジャスパープリンスは8着だった。
*Picture:© Sherry V Smith / shutterstock.com
(2021年12月1日号掲載)