Thursday, 21 November 2024

元ドジャース監督ラソーダ氏死去 パドレス通じて野茂氏が追悼

2021年1月10日

大リーグのドジャースを20年以上率いた元監督、トミー・ラソーダさんが1月7日夜に心臓発作のため死去したと8日、ドジャース球団が発表した。

93歳だった。

昨年11月8日に心臓の病気でロサンゼルス近郊の病院に入院し、年明けに退院して自宅へ戻ったばかりだった。
 

左投げ投手だった現役時代は目立った成績を残せなかったが、1976年途中にドジャース監督に就任し、1977、1978年と2年連続でナ・リーグ優勝。

ワールドシリーズも1981、1988年に2度制覇した。

1995年に野茂英雄投手がメジャーデビューした際の監督で、野茂さんは球団アドバイザーを務めるパドレスを通じ「元気で退院されたと聞いていたので、すごいショックです。感謝しても感謝しきれない方です」と追悼のコメントを寄せた。
 

ラソーダさんは体調を崩して1996年7月に勇退するまでドジャース一筋で指揮を執り、1997年に米国野球殿堂入り。

監督通算成績は1,599勝1,439敗。

2000年シドニー五輪の野球ではマイナーリーグの選手で編成された米国代表を監督として率い、金メダルに導いた。

2008年には日本球界の発展に寄与したとして旭日小綬章を受けた。

Photo:© PhotoWorks / shutterstock.com (2011年撮影)


(2021年2月1日号掲載)