2022年5月6日
大リーグのレッズを自由契約になり、フリーエージェント (FA) になっていた秋山翔吾外野手 (34) がパドレスとマイナー契約を結んだことが分かった。
古巣の西武ライオンズが獲得の意向を示していたが、日本球界には復帰せず、新天地でメジャー昇格を目指すことになった。
秋山選手はメジャー復帰に懸ける道を選んだ。
米メディアの報道では、パドレスとは今季のみのマイナー契約を交わし、メジャー昇格の場合は最低年俸 (70万ドル=約8,750万円) をベースにした「日割り換算」になるという。
秋山選手には「契約条件よりも、自分が納得できるまで (米国で) 可能性を試したい」という覚悟が感じられる。
パドレスの外野陣は (5月6日現在)、正右翼手マイヤーズが右手指痛で戦列離脱、正中堅手グリシャム、正左翼手プロファーが打率1割台と低迷しており “台所事情” が苦しい。
パドレス傘下3Aエルパソで秋山選手が好結果を残せたら、メジャー昇格の現実味が帯びてくる。
秋山選手は、レッズ1年目の2020年は守備の名手が選ばれるゴールドグラブ賞の最終候補になったものの、2021年はケガに悩まされ力を発揮できなかった。
今年のオープン戦では打率.182と不振で、4月5日付けで自由契約になった。
メジャー出場は通算142試合で打率.224、21打点、本塁打はなし。
(2022年5月16日号掲載)