少女ら虐待の富豪は自殺
米検視当局、首つりと断定
2019年8月18日
ニューヨークの検視当局は8 月16 日、少女らへの性的 虐待などの罪で起訴され、勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン被告は、首つり自殺だったと断定したこ とを明らかにした。
米メディアが伝えた。
被告は親交があった政財界の大物らに少女たちを紹介し ていたと伝えられ、看守が常時監視しているはずの勾留施 設で死亡したことなどから、口封じで殺されたとの臆測が 広がっていた。
被告は10 日、勾留施設の独房で首をつった状態で動か なくなっているのが見つかり、搬送された病院で死亡が確認された。
被告が入っていた独房は30分に1 回は看守が点検する はずだったが、被告が死亡した日は数時間にわたって様子 を確認していなかったことも判明。
バー司法長官は被告の 死亡の経緯や監視態勢の調査を命じた。
被告はトランプ大統領のほかクリントン元大統領、英ア ンドルー王子らと親交があったとされる。
性的虐待につい て被告は無罪を主張していた。
(2019年9月1日号掲載)