トランプ氏の圧力否定
ウクライナ大統領会見
2019年10月7日
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疑惑に関して外国メディアに見解を表明したのは初めて。
来年の米大統領選の民主党有力候補バイデン氏については、米側から捜査共助の正式要請があれば「ウクライナ検察が国内法に基づき対応する」と発言。
トランプ氏や側近ではなく、米司法当局の要請が必要との認識を示した。
トランプ氏が大統領選でライバルとなる可能性があるバイデン氏の不利な情報を得ようとゼレンスキー氏に不当な圧力をかけたとの疑惑をめぐり、米下院は大統領弾劾訴追に向け動いている。
渦中のゼレンスキー氏は、米国の政争に巻き込まれることを警戒し、疑惑に影響するような発言を慎重に避けた。
キエフの大統領府で会見したゼレンスキー氏は、米大統領選に向け「それぞれの勢力、機関が自分に都合のいい情報を流している」と指摘した。
(2019年11月1日号掲載)