パソコンの値段はどうして違うの? パソコン選びに役立つ仕様の見方(2014.9.1)

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asadasan.jpg麻田 貴平

(株)テイクワン システムズ・サンディエゴ代表

南カリフォルニア大学(USC)卒。
青山会計コンサルタント事務所、太田昭和コンサルタント事務所を経て、2007年よりテイクワン システムズ・サンディエゴ代表。



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パソコンの値段はどうして違うの?

パソコン選びに役立つ仕様の見方

 

 パソコンには様々な機種があり、どんな機種を選んだらいいか迷われることも多いと思います。

 

 

パソコンの価格差は、その性能の差によるところが大きいため、価格ばかりでなく、自分の利用目的に合った性能かどうかをチェックすることも大切です。

 

 

後悔しないパソコン選びのために、今回はパソコンのスペック (仕様) の見方やその性能について解説します。

 

 

CPU

CPUは「Central Processing Unit」 の略で、「中央演算処理装置」のことです。

 

命令を読み込み、解釈してデータの処理を行います。

 

パソコン全体の処理を行うので、いわばパソコンの頭脳といったところです。

 

CPUの性能が高いほど、処理速度が速く、安定した処理ができることになります。

 

CPUの性能は「クロック数」や「コア」などで表されます。

 

  • クロック数:CPUの処理速度を表わすものです。同じ製品ブランド名の中で、数字の高い方が処理速度が高くなります。異なるブランド間では、クロック周波数の数値で性能を比べることができない面もあります。「GHz(ギガヘルツ)」という単位で表現されます。

 

  • コアの数:「コア」 はCPUの中心で、実際に処理を行う場所です。元々CPUには1つのコアしかありませんでしたが、同時に処理できるようにするため、複数のコアを持つCPUが登場しました。コア数が多い方が性能の高いCPUということになります。

 

 

 

メモリ

メモリは一時的にデータを保存する場所のことです。

 

作業する机と考えると分かりやすいです。

 

作業するエリアが大きいほど、一度に様々な作業が効率よく行えます。

 

このように、メモリも容量も大きい方が高性能ということになります。

 

また、パソコンを使っていて動作が遅いと感じたら、メモリを増設することで処理速度を高めることもできます。

 

スペック表にはメモリを何GBまで増設できるかが記載されています。

 

 

 

ディスプレイ

ノートパソコンのディスプレイは後から交換することができませんので、あらかじめ仕様を確認して、自分に合ったものを選ぶことをお勧めします。

 

ディスプレイの仕様のポイントとして「サイズ」「解像度」「タッチパネル」などがあります。

 

  • サイズ:画面の大きさは対角線の長さをインチで表現します。「23型」「15.6型」「13.3型」「15.6型ワイド」 といった言い方をします。もちろん、数字が大きい方が、サイズの大きなディスプレイということになります。ノートパソコンの場合は、外で持ち歩いて使うのか、家で使うのか、利用目的によってディスプレイサイズを選びましょう。ディスプレイが大きいほどパソコンは重くなります。

 

  • 解像度:解像度は画面のきめ細やかさを表現するものです。ディスプレイに並ぶ点の数を縦、横の数値で示します。数値が大きい方が、よりきめ細やかな表現ができるディスプレイになります。「1920×1080ドット」や「1366×768ドット」のように表します。

 

  • タッチパネル:タッチパネルは、ディスプレイの画面を直接指で触って操作するものです。直観的な操作ができるので、初心者の方にも操作しやすいディスプレイです。Windows 8.1のインターフェイスはタッチパネルでも操作しやすく考慮されていますので、Windows 8.1パソコンにはタッチパネルがお勧めです。

 

 

 

サウンド

サウンド機能はパソコンから音を出す機能のことですが、スピーカーの性能や、搭載されているサウンドチップなどによって大きく音質が変わります。

 

パソコンでテレビやブルーレイなどの映像を楽しみたい方は、サウンド機能についてもチェックしておきたいところです。 

 

 

 

ドライブ

ドライブはデータを保存したり、再生したりする装置のことです。

 

  • ハードディスクドライブ:パソコンの中でデータを保存する場所です。「GB(ギガバイト)」や「TB(テラバイト)」という単位で表現されます。

    容量が大きいハードディスクの方が作成したデータや写真データなどを多く保存でき、アプリも多くインストールすることができます。

    また、最近はハードディスクドライブの代わりに、SSDという高速でデータの読み書きができるドライブを搭載している機種があります。

    SSDはハードディスクよりも高価ですが、パソコンの起動が速くなるなどのメリットがあります。 

 

 

  • BD/DVD/CDドライブ:CDやDVDブルーレイディスクを再生したり、書き込んだりするための装置です。

    装置によって再生だけできるもの、書き込みまでできるもの、ブルーレイディスクには対応していないものなど様々ありますので、仕様を確認しましょう。

    最近のパソコンはほとんどがCD、DVDに対応していますが、価格を抑えたパソコンなどではブルーレイディスクには対応していないものもあります。

    ブルーレイ対応ドライブなら高精細な映像を楽しむことができ、また、大容量の記録ができるので、フルハイビジョン番組の録画やバックアップなどに適しています。

 

 

 

アプリ

ソフトウェア、アプリケーションとも呼ばれます。

 

パソコンで目的の作業をするためには、作業ごとにアプリが必要になります。

 

作業をする道具と考えると分かりやすいでしょう。

 

文書を作るには Microsoft Office の Word、表計算するなら Excel などが必要です。

 

価格の安いパソコンは、インストールされたアプリの種類が少ない場合もあります。

 

Microsoft Office などよく使うアプリは、インストールされているかチェックするのも重要です。

 

また、Office 搭載でも、種類によって PowerPoint が含まれるかどうかなどの違いがあります。

 

パソコンを購入した後に、アプリだけを購入して追加することもできますが、結果的に割高になってしまう場合もあります。

 

 

(2014年9月1日号掲載)

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