Thursday, 28 March 2024

アメリカでの賃貸家探し (2015.5.16)

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保科 みゆき  Miyuki Hoshina Flavell

不動産エージェント 
BRE#00991091

Remax Associates
1010 Prospect St., #300
San Diego, CA 92037

858-335-3376 直通
858-551-1140 代表

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www.usa-fudosan.com

 

 1988年9月より「不動産Q&A」を執筆。
カリフォルニアに住む日本人の方々の生活に役立つ情報を、不動産コラムでご紹介しています。不動産売買だけでなく、賃貸に関する大家、テナント側からのご質問や、家の修理に関してのご質問など、皆様のサポートを提供しています。

ご質問、ご連絡はこちらまで

 

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 アメリカでの賃貸家探し

 

Q アメリカで賃貸を探した経験がないのですが、仮に不動産会社を介して物件を契約した場合、仲介料等を支払うシステムになっているのでしょうか。

通常はオーナーとの直接のやり取りが主流と聞いているため、不動産会社を介した際の仲介料について教えて頂ければ幸いです。

 

 

A おっしゃる通り、ご自分で直接探す場合、仲介料は必要ありません。でも契約内容にご注意ください。

ご存知のように、売買のマーケットは、MLS=Multiple Listing Service(不動産協会のリスト) を使って不動産会社が売買物件のインフォメーションを共有するシステムが使われています。

ところが、賃貸のマーケットは、オーナーや管理会社が直接テナントを探し、不動産会社が介入しないケースがほとんどです。

オンラインを利用して直接問い合わせ、交渉、契約を行います。

この際の注意点は、個人のオーナーから借りる際にリース契約内容が妥当かどうかです。

オーナーによっては、個人の主張で契約内容を変更している場合もありますので、注意が必要です。

不動産エージェントの紹介物件は、MLSのレンタル部門にリストされている賃貸物件を紹介してもらう場合、仲介料はオーナーから支払われます。

ただし、物件リストは数多くなく、エリアも限られています。

オーナーがテナントを紹介した不動産会社に支払う仲介料は一律でなく、約$200から1年間のリース合計額の3%までさまざまな額がオファーされています。

 

 

 

Q 仲介料を支払って賃貸物件を探してもらう場合に留意することは?

 

 

A 仲介料の額はテナントとその不動産会社の合意で決められ、特に一律の仲介料はありません。

一般には、数百ドルからリース合計額の3%、または1か月分のレント額あたりが最高額だと思われます。

また、支払う仲介料に対して、どのようなサポート業務が含まれているかを確認してください。マーケットに出ている賃貸物件の紹介とリース契約書類の内容確認までが通常のリーシングコミッションの業務内容です。

ただ、契約期間中のトラブルの相談やアドバイスなど、契約終了時までのアフターケアが入っている場合もあります。

 

 

 

Q 探すタイミングは?

 

 

A  45日〜60日前くらいから探し始められるのが宜しいでしょう。

個人のオーナーが持つレンタル物件の場合は、通常30日前にテナントから引っ越しの知らせを受け取り、そこからテナント募集の広告を出します。

まだテナントが住んでいる場合は、テナントの引っ越し後のクリーニングやペイント、修理工事などにかかる日数 (数日から数週間) を前もって確認しましょう。 

空き家物件の場合は、通常、即入居できるテナントを募集していますので、あなたの入居希望日との期間の交渉が必要となります。

 

 

 

Q 半年前からレンタルを見つけるべきですか。

 

 

A 日本からの引っ越しで、前もってレンタル物件を決めておきたいというご希望を多くお聞きします。  

大型のアパートメントであれば、ユニット数が多いため、間取りや希望階数などをリクエストし、数か月前からウエイティングリストにサインアップすることができます。

このような予約を入れることにより、自分の条件に合う部屋の斡旋を優先的に紹介してもらえます。

この方法ですと、数か月前からの予約や契約がスムーズに行うことが可能です。

大型アパートメントは、外国からの入居を受け付けるマニュアルが用意されている所が多くあり、外国から来た人にはとても便利です。

クレジットヒストリーが無い代わりに、余分の保証金=セキュリティーデポジットを払い、契約を行うことができます。 

最後に、ユニット数の多いアパートメントでは、プロパティーマネージャーおよびメンテナンスの方が常駐しているため、レントの支払い、修理の依頼、その他の質問など、直接会って話せるレンタルオフィスの存在がとても便利です。

 

 
尚、弊社のレンタルホットラインでは、賃貸に関するご質問をお待ちしております。
ご質問、ご連絡はこちらまで


(このコラムではカリフォルニア州不動産の一般的情報を皆様にお伝えしています。各ケースのアドバイスは必ず専門機関にご相談下さい)

(2015年5月16日号掲載)

 

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