石和田 貴光
保険エージェント
兵庫県神戸市出身。大学卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部を経て、2001年8月25日に渡米。2005年10月にイシワダ保険エージェンシーを設立。カリフォルニア全域をカバーし、医療保険、生命保険、各種年金プランやペンションプランを専門とする。医療保険最大手のAnthem Blue Cross社より、カリフォルニア州 Top 1%の業績が称えられ、Premier Partnerとなる。趣味はランニング、読書。
アメリカ経済回復への希望と課題 |
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議長の交代の可能性が示唆されていたFRB (米連邦準備理事)に関して、バイデン大統領は、パウエル議長の続投を発表しました。 次期長官と騒がれたブレイナード理事は、副長官として指名されましたので、事実上、パウエルとブレイナードの2本柱で米経済のかじ取りがなされる見込みです。 コロナ渦で急上昇した失業率、その他、パニックに陥った多くの市場も、2021年半ばあたりからは、徐々に回復の兆しが見て取れます。 この両氏は共に、米経済が抱える高インフレの長期化が、家計に悪影響を与えているといった問題点を挙げていることは、まさにその通りで素晴らしいと感じました。 問題とは、いつでもどこでも起こり得るものです。 アメリカ経済は下記の項目に対してどう対処するかによって、経済の先行きが決まると考えています。
「雇用の改善、高インフレの抑制、オミクロン株への対策」 「チャイナリスクや、サプライチェーンの回復、有効なワクチンの開発と普及」
ソーシャルネットワークやインターネットの発展と共に、あらゆる情報が簡単に手に入る時代だからこそ、気を付けたいことがあります。 実際、情報収集を行う活動ばかりに明け暮れて、具体的な行動を起こさない人が、巷にあふれています。 価値ある情報を動画やソーシャルネットで収集しやすくなった点は、万人にとって大きなメリットであります。 同時に、至る所で価値ある情報と無価値な情報が混在しますので、自分に合った行動パターンへ移し替えることが、意外に大変で難しい訳です。 子供の頃から信じていることの一つに 「本番までに行った準備によって、全ての結果が決まる!」という考えがあります。 スポーツや、将棋、何かの試験にしても、気持ちの良い結果を出せる人ほど、その準備や、練習の内容が優れているものです。 ある程度、勝つ自信がある人ほど、本番前の準備を怠る傾向が高いと思っています。 「うさぎとかめ」の話を鵜呑みにしてはいけません。 自分自身がどちらのタイプであれども、大切な本番に備えて、どれだけ準備をするかで、より良い結果が決まることを知って欲しいと思います。 本番までに行った準備に対して、自分なりに精一杯向き合う。 |
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(2021年12月16日号掲載) | |||