Tuesday, 10 December 2024

ジャン=レオン・ジェローム 展

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The Spectacular Art of Jean-Leon Gerome
ジャン=レオン・ジェローム 展
 
フランス・アカデミック絵画を代表する巨匠
東方や歴史を題材にした傑作を紹介
 

2010年6月15日〜9月12

 
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gerome.jpgPortrait of a Woman (detail) by Jean-Leon Gerome, 1851. / Photo © The Art Institute of Chicago. 

19世紀後半に活躍したフランス人画家で彫刻家のジャン=レオン・ジェロームによる作品を紹介する展示会。

新古典主義の流れを汲むフランス・アカデミック絵画の巨匠の1人と称された彼の全キャリアを振り返る。

ジェロームは1850年代後半よりエジプト、トルコ、パレスチナ、小アジアなど各地を旅し、その
体験に基づいたオリエンタルを題材にした作品や、ドラマティックなリアリズムの描写で歴史を描いた作品が代表的なスタイルとして知られる。

会場では古代キプロス王ピュグマリオンのギリシャ神話を題材にした「ピグマリオンとガラテア」(1890)、「絨毯商人」(1887)、「奴隷市場」(1867)、「ある婦人の肖像」(1851=*写真)、「鶏闘する若いギリシャ人」(1847) など、ジェロームの多岐に渡る作品を鑑賞できる。

ジェロームは1824年にフランス・パリ西側郊外のオー=ド=セーヌ県で生まれる。

1841年にパリへ出て、歴史画の巨匠ポール・ドラローシュの元で働く。

ドラローシュのイタリア旅行に同伴し、帰国後に「鶏闘する若いギリシャ人」を発表してサロンの銅メダルを獲得する。

翌年には「聖母とキリスト」「聖ヨハネとアナクレオン」「バッカスとキューピッド」で銅メダルを受賞。

以降、精力的に創作活動に励み、数多くの秀作を残す。

1854年にはオスマン帝国とドナウ川沿岸を旅行。

翌年、万国博覧会に向けて「羊飼い」「ロシアの音楽会」「アウグストゥスの時代」「キリストの誕生」などを出展する。

1857年にエジプトを訪問し、「二部作、仮面舞踏会の後」「砂漠を横切るエジプトの新兵」「マノンとシストリス」「水を飲むラクダ」などをサロンに出品して人気を集めた。

1865年にはフランス学士院のメンバーに選ばれている。

晩年には彫刻に興味を抱き、多彩装飾を用いた新しい作風を確立した。

 

THE GETTY CENTER, 1200 Getty Center Dr., Los Angeles / 310-440-7360 (I)。日時 — 9/12 (日)迄。開館 — 火〜金曜・日曜: 10am〜5:30pm、土曜:10am〜9pm。月曜休館。入場無料。駐車料金 — $10。
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