特異な地理的条件が作る自然環境 サボテンの特徴は緯度と標高の違い
Coast to Cactus in Southern California
展示中
SD Natural History Museum
https://bit.ly/3DmAA6V
南カリフォルニアの未知なる自然。
サンディエゴ自然史博物館 (The Nat) の常設展「Coast to Cactus in Southern California」でその全容を見ることができる。
南カリフォルニアは、人々が生活する最適な場所であるだけでなく、動植物の驚くべき多様性が示すように、世界でもユニークな生息環境を備えた興味深い地域の一つでもある。
独特の地理的条件により、海岸、山、砂漠など、自然の全てが南カリフォルニアに集まっている。
特に、砂漠地帯(年間降雨量10インチ以下)は緯度と標高の違いにより、その表情は驚くほど異なる。
気温の激変と5インチ以下の降雨量が特徴のモハベ砂漠は、樹高15メートルに達する 「ジョシュアツリー」 など約200種の自生植物を育む。
カリフォルニア州南東部~アリゾナ~メキシコに広がるソノラ砂漠はさらに乾燥度が高く、20メートルを超えるサボテンの代表格「サワロサボテン」 で有名。
サンディエゴは、海岸近くのビーチやシャパラル(常緑低木から成る生物群系)から、山岳、砂漠まで、信じられないほど変化に富んだ地形を持つことで知られる。
この地域は地球上に36か所しかない「生物多様性ホットスポット」の一つで、他地域では見られない多くの種が生息しているが、地球温暖化などの気象変動で、特異な自然環境が破壊される危惧を伝えようとしている。
当展示では、博物館所蔵の標本、体験型ディスプレイ、生身の動物、最新メディアなどを用いて、これらの動植物の生息地を「旅」しながら種の豊かさを紹介していく。
The Nat は米国とメキシコの2国間での活動を重視しており「Coast to Cactus in Southern California」展では英語とスペイン語で情報を提供している。
同展は博物館2階のデニス・アンド・キャロル・ウィルソン生物多様性ホールで催され、姉妹展である「Fossil Mysteries」と隣接している。
この2つの展示は、先史時代から現在に至るまでの南カリフォルニアの歴史を辿っている。
チケット:
会員 無料
大人 $19.95
シニア(62歳以上) $16.95
学生/軍人(身分証明書提示) 16.95ドル
ユース(3~17歳) $11.95
子供(2歳以下) 無料
パスホルダー(Explorers, GoCard) 料金に含まれる
ミュージアム・ゲスト・パス、ASTCトラベル・パスポート・プログラム 常設展示観覧料込/ジャイアント・スクリーン・シアター・フィルム - $5