「人間の共食い」歴史を振り返る 飢餓、儀式、威圧、俗信、狂気?
Cannibals: Myth & Reality
展示中
Museumof Us
museumofus.org/exhibits/cannibals-myth-reality/
先祖が生き残るために人肉を食べていたカニバリズム (人肉嗜食) の歴史は80万年前まで遡 (さかのぼ) る。
時代の推移とともにカニバリズムは多様化した。
例証を挙げてみると——。
飢餓状態下の補食 (米国東部からカリフォルニアへ向かう開拓民グループ内で発生=1846年)。
祭祀の儀礼 (マヤ族の人身御供、カナダ・クワキウトル族の慣習)。
威圧 (復讐としての食人)。
俗信 (ピグミー族を食べると特殊なパワーが授かるとの迷信)。
人肉は牛肉のように見えるが、やや苦味が混じり、むしろ豚肉に近いらしい。
カニバリズムを「過去の遺物」と決めつけられるだろうか?
現代の実例として、アンデス山脈の高地に閉じ込められ、生き延びるために “共食い” の状況に置かれたウルグアイのラグビー選手たちの実話は衝撃的。
海難事故に遭遇したが救助を求められず、食物が底を突いた時など、予期せぬ事態が訪れるかもしれない・・・。
*10歳以上を対象とする展示会。
◆チケット:
一般 $19.95(1年間入場無料、カニバルへの入場、$10のタワーツアー料含む)
シニア (62歳以上)、軍人、学生 (身分証明書を提示)、児童、生徒 (6~17歳) $16.95