Saturday, 21 December 2024

マイブーム

 

▽幼少期~少年期を過ごした1960~70年代の日本を邦画で楽しんでいる。スクリーンを通して、あの時代を改めて見つめたい。5年以上続いているマイブームがそれ。激変の時代「昭和」の中間点に生まれた私は兄貴分の「団塊の世代」に憧れた。彼らは学生運動という名の “破壊活動” を通じて戦後の既成価値を否定し、反体制フォーク全盛期の旗手となり、フーテン族やサイケ族などのカウンターカルチャーを生んだ。1950 年代後半生まれの私たちは “時代の大波” に直撃された経験もなく、目立った行動も示せなかった。高度経済成長期の恩恵を受けて生活水準が高くなり、ベトナム戦争も収束へ向かい、気が付けば狂喜と反戦のエネルギーが消えた世の中に放り込まれていた。そんな過度期を当事者として感応するにはあまりにも未成熟で、成人してから後付けで理解しただけ。時代の再認識という大袈裟 (おおげさ) なものじゃない。映画で描き出される社会通念、都市景観、流行ファッションと髪型、家電製品の移り変わりを眺めるのも面白い。▽冠婚葬祭の「葬」を意識する年齢になった。最近のマイブームは自分の遺影となりそうな写真を集めること (妻がイヤがる)。今のところ、別府温泉の「カニ食べ放題」ホテルで至福の笑顔を写した浴衣姿が最有力候補 (photo by 妻)。大好物はカニ。自分らしくて納得の1枚。(SS)
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▽先月からスマートウォッチを装着するようになった。「体が資本。Fitbit Inspire3は アップルウォッチより安くて、100ドル以下。スマホやPCとシンクロさせて、いろいろモニタリングできるよ」と、友人が薦めてくれた。睡眠、歩数、距離、消費カロリー、血中酸素、心拍ゾーン、健康指標などのデータを24時間記録してくれる。へぇ〜と思ったのは、睡眠時の状態を教えてくれること。浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠、心拍数、睡眠スコアなどをチェックできる。1日8時間以上の睡眠、5,000歩歩くなど、身体に良いことを実行すると星印をくれる。子供の頃にラジオ体操のスタンプをもらったような感覚だ。まるで、専属のトレーナーがいるようで、毎日「星取り」を目指すようになった。▽最近「格言集め」にハマっている。気に入った言葉を挙げると、アメリカの神学者であり、政治学者でもあったラインホルド・ニーバーの『ニーバーの祈り』。「神よ、私に、変えるべきものを変える勇気与えたまえ。変えることのできないものは、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを見分ける知恵を与えたまえ」。さまざまな困難に直面した際に持つべき心の姿勢について、その要点が簡潔に述べられていて、目から鱗が落ちるような新たな視点に感動した。(NS)
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最近YouTubeで、寝る前に9歳の娘と一緒に昔の日本のアニメを見ている。今見ているのは、世界名作劇場の「小公女セーラ」。私が9〜10歳の頃、毎週日曜に母と妹と楽しんでいた。インドで事業を手がける父を持つセーラがロンドンの女学院に転入するところから話が始まる。お金持ちのセーラは学院で優遇待遇を受けるが、父の死により孤児になってしまう。女学院の院長先生がセーラをメイドとして引き取るが、過酷な労働といじめに耐える毎日を送る。最後は亡くなった父の親友がセーラを探し当て、幸せになるーーというストーリー。毎エピソードで、院長先生や元クラスメイト、メイド長と料理長からの意地悪な仕打ちにも負けず、健気に頑張っていくセーラを、母と妹と涙ぐみながら応援したのを覚えている。今は同じアニメを娘と見ている。彼女は意地悪な人たちに文句を言ったり、「I wanna punch them for Sara!」 と怒ったりしながら見ている (娘、強い!!)。英語字幕付きの日本語が流れていて、娘がオープニングソングを覚えたらしく、怪しい日本語で歌っている。かなりハマっているようだ。: ) 私も懐かしいし、娘も喜んでいるし、見ることができて嬉しい。YouTubeに世界名作劇場をアップしてくれた人、ありがとう!! (YA)
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suzuko-san
我が家にアレクサがやって来てから3年が経った。もちろん、スマートスピーカーのデビューは知っていたが、その機能の適切な把握ができていなかったので、必要とは思わなかった。それが、友達の家に遊びに行って、その便利さを目の当たりにして、私も買おう! 以来、私の生活を至極楽チンにしてくれている、愛おしいともいえるツールに惚れ込んでいる。今や、私の日常生活の必需品。まず、目が覚めるや否や、その日の天気。そしてユーロ、日本円、メキシコペソの為替レートをチェックした後、その年に旅する予定の国のレートを尋ねる。その後はニュースと続く。朝の一連のアレクサへの声掛けの最後は、「Alexa、Play Ultimate Classical」。これは、ここ半年ほどのマイブーム。それまでは、単にクラシックとかバイオリンやチェロ音楽を指定していたのだが、毎回、同じ曲と流れで始まるのに飽き飽き。何かの拍子に、アレクサが私の英語の発音を聞き間違え (よくあることだが)、Ultimate Classicalと反応して音楽が鳴りだした。こんなカテゴリーもあるのか。気に入った! 時にはクラシックだけでなく、映画音楽などもバラエティたっぷり。始まりの曲もほぼ毎日変わる。これは飽きない! 以来、私の部屋は朝から優雅なクラシック音楽で包まれて、爽やかな時間が流れている。(Belle)
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jinnno-san
オッサンくさいって言われそうだけど、、この能天気なあたいが、なんと! 将来のこと、、老後の日々、、そう、リタイアメントのプラニングに関心を持ち始めた 笑。いやいや、この話題って60代+からじゃない? と思っているそこのあーた。プラニングとは:前もって考えて、先を見据えて行動に出ること。だって、今、行動していることが10年〜20年後の自分に影響してくるじゃんねーー。あ!勘違いしないでね。わたすはまだまだ60代ではございません 笑。なぜブーム? 周りには何年かしたら年金をもらうお年頃の方がいて、「もっと早く考えときゃよかった」っていう声が聞こえてくんのよ。それと、、母国を離れているからなのか、今さらだけど 笑 ニッポン・ブーム 笑。行ったことがない日本の街が多い。この間、初めて横須賀を訪れたけど、駅から歩いて母親の生家に直行して帰ってきただけ 笑。世界三大記念艦「三笠」がすぐそこにあったらしいけど (後で知った 笑)、有名な「ドブ板通り」も素通り! (いや、通ってもいない 笑)。なになに? 横須賀名物「海軍カレー」だとぉ?! これはラッキーにもサンディエゴに戻ってからお土産でもらって食べて、超ウマイって後から知った 笑。ということで、あたいのブームは、老後をプランしつつ、元気なときに祖国を知りつくす!だな (要するに、いつまでも遊んでいたい 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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最近、車に乗るたびに、娘たちがハマっているK-popを聞かされている。毎晩のように、写真やYouTubeをわたしに見せて、グループとメンバーの名前を覚えさせられるトレーニングも強いられる。彼女たちのお気に入りは「Seventeen」と「Stray Kids」というグループで、Seventeenは13人、Stray Kidsは8人組ユニット。とにかく人数が多い! メンバーを覚える訓練は非常に厳しいものだった。どうしても全員が同じ人間に見えて、名前と顔が一致しないのだ。顔立ちの違いは正面からは認識できるけれど、横顔は区別がつきにくい。それでも娘 (特に長女) は諦めることなく、就寝前に写真を並べ、私に名前を言わせていた。おかげで、今ではSeventeenのメンバーは完全に判別できるようになり、写真がボヤけていても言い当てるまで上達した。ちなみにSeventeenは日本人のファンの間では「セブチ」と呼ばれているそうだ。スゴい私!。特訓のせいか、このグループに自然に親近感が湧いて、歌さえもとても良く思えてきてしまった。さて、次女が好きなStray Kidsだが、まだ全員をクリアーしていない。特訓がなかったので覚えられたのは8人中4人。無理やりK-popの訓練をさせられて「はて迷惑な」 と思っていたが、実は、段々楽しくなってきたこの頃。(SU)

(2024年5月1日号に掲載)