2021年1月13日
サンディエゴ郊外のエスコンディドにあるサンディエゴ動物園サファリパークで、複数のゴリラが新型コロナウイルスに感染したことが分かった。
同園が1月11日に発表した。
無症状の職員から感染した疑いがあり「大型類人猿への自然感染が判明した初のケース」だとしている。
新型コロナに感染したゴリラが重症化するかどうかは不明。
2頭のゴリラが1月6日に鼻づまりと咳 (せき) の症状を示し、糞 (ふん) を調べたところ、8日の暫定結果でウイルスが検出された。
さらに農務省の機関が11日に2頭のゴリラの陽性を確認。
ゴリラの群れは隔離された。
同園によると、他のゴリラ、チンパンジー、オランウータンにも感染している可能性があるという。
サンディエゴ動物園サファリパークは昨年12月6日から閉園中。
ゴリラと人間が共有するDNAは98%と言われているが、サンディエゴ動物園の説明によると、開園時でも来園者との間には常に十分な距離が確保されており、公衆衛生上のリスクはないという。
(2021年2月1日号掲載)