ダルビッシュ投手トレードの背景 パドレスとカブスのチーム事情

2020年12月30日

サイ・ヤング賞 (最優秀投手賞) の最終候補3人に挙げられるほど活躍したシーズンの後でも、ダルビッシュ投手がトレード要員になった背景には、カブスとパドレスのチーム事情があった。
 

カブスは契約更改で年俸総額が上昇することが予想されるため、主力を放出して再建する時期。

対照的に若手の多いパドレスは年俸をある程度まで抑制できる見込みで、今オフは補強で戦力強化を図るのに絶好のタイミングだった。

2018年サイ・ヤング賞の左腕スネル投手獲得も伝えられ、さらに右腕ダルビッシュ投手が加わったことで、パ軍投手力が大幅なアップとなるのは間違いない。
 

ダルビッシュ投手も状況は承知しており、12月28日には音声配信アプリで「きょう決まってもおかしくないですね。(トレードの) 可能性はありますよ」と冷静に受け止めていた。
 

今季、14年ぶりにプレーオフに勝ち上がったパドレスにはまだ伸びしろがある。

ダルビッシュ投手はパドレスについて「イケイケで強いイメージ」とコメントし、本拠地についても「サンディエゴはいい街ですよ。日本のスーパーもある」と好印象を抱いている。
 

所属するナ・リーグ西地区ではドジャースが8連覇中。

2位となった今季は6ゲーム差をつけられた。

ワールドシリーズも視野に、戦力の上積みでどこまで王者に迫れるか。


(2021年1月16日号掲載)