2023年7月18日
サンディエゴ郡北部の小都市フォールブルックで3歳の兄が誤って1歳の妹を射殺した。
地元メディアが報じた。
サンディエゴ郡保安官事務所の報告によると、この事件は7月17日午前7時30分頃、フォールブルック中心部の住宅内で発生した。
警察当局の話では、安全装置のないハンドガンを手にして立っていた3歳の男児と、頭部に傷を負っている1歳の女児が倒れていたという。
負傷した女児はパロマー病院に搬送されたが、同日8時30分頃に死亡が確認された。
2人は兄妹だった。
保安官事務所の殺人課捜査官は女児死亡の状況を特定するため、詳しい情報を集める作業を続けていたが、17日の時点で逃走中の容疑者は見当たらず、女児の死因と死亡状況の解明に向けて検死が行われる予定だ。
死亡した女の子の名前は公表されていない。
銃関連事件の原因調査やデータ分析を行う非営利組織「ガン・バイオレンス・アーカイブ (GVA)」による2020年の資料では、銃弾で命を落とした米国人の数は過去20年で最高の43,569人を記録した。
また、今年の銃乱射事件数は6月19日時点で311件に達しており、GVAが調査を開始した2014年以降、最速のペースで300件を突破したと伝えている。
疾病管理予防センター(CDC)による2019年の統計資料では、0歳から19歳までの3,390人の子供たちが銃弾により亡くなっている。
銃弾の死者数は交通事故死や病死を抜いて子供の死因第1位となっているのが衝撃的だ。
*写真はイメージ
(2023年8月1日号掲載)