2023年7月18日
米沿岸警備隊 (USCG) は7月17日、太平洋方面東部管轄区で押収した不法薬物 (17,100ポンド=約7.8トン) のコカインとマリファナの積み下ろしをサンディエゴで行ったと発表した。
摘発薬物の合計末端価格は推定約1億5,800万ドル相当 (約221億3,000万円) とみられる。
米沿岸警備隊による今年5月~7月までの麻薬取締パトロール中に、大型海洋艦載船「カッター」の乗組員が麻薬密売人から押収したもので、重量の内訳はコカイン約11,600ポンド (約5.3トン)、マリファナ約5,500ポンド (約2.5トン)。
米沿岸警備隊第11管区の指揮官、アンドリュー・スギモト准将は「USCG海洋保安艦載船のクルーは総力を挙げて国際犯罪組織と戦い、麻薬の流通を阻止し、大量の薬物が米国に流入するルートを遮 (しゃ) 断するために日々奮闘している」と、任務完遂への熱い決意を語った。
第11管区の実施部隊はカリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ユタの4州の保安を担当し、米国、メキシコ、中米西海岸沿いを重点的にパトロールを行い、捜索救助、海洋法執行、海洋生物と資源保護、ホームランド防衛作戦の任務に就いている。
これまでサンディエゴで一度に摘発された不法薬物量は、麻薬取締局 (DEA) が昨年7月11日、メキシコから米墨国境を越えてSD郡を北上するトラックを追跡し、メタンフェタミン (通称メス) を押収した約5,000ポンド (約2.3トン) が最大級だった。
*写真はイメージ
(2023年8月1日号掲載)