2023年11月16日
サンディエゴ市警察 (SDPD) は11月15日夜、小型飛行機がラホヤの住宅街近くに墜落し、数時間の捜索後に操縦士の死亡を確認した。
当局の発表では、15日午後9時35分頃、地域住民から落雷のような爆発音が聞こえたとの通報が
入り、SDPDが翌日午前3時頃にドローンによる捜索を行ったところ、墜落したと思われる小型機の
残骸を発見した。
事故現場は住宅地から少し離れた La Jolla Village Dr. 南側の未開区域。
フライト記録によると、墜落したのは単発エンジン機のセスナP210で、15日午後5時30分頃にカリフォルニア州中部コンコードのブキャナン・フィールド空港から離陸し、リバーサイド郡ムリエタのフレンチ・バレー空港を経てサンディエゴへ向かっていた。
データ追跡から、パイロットはカーニーメサのモンゴメリー・フィールドに着陸を試みた後、ラホヤに向けて北西に進路を変えたことが分かった。
捜査当局は「飛行機が低空でこの地域を旋回している」「飛行機が墜落したようだ」との地域住民からの報告を受けたという。
11月15日のサンディエゴ海岸域の天候は曇りで、夕方には小雨が降っていた。
セスナ機は小丘陵に激突しており、操縦士が住宅街での惨事を躱 (かわ) そうとした意思も感じられたという。
連邦航空局 (FAA) によると、事故機の登録所有者はカールスバッドに在住。
操縦士は6席機に1人で搭乗しており、病院へ搬送される途中で死亡した。
11月16日の時点で操縦士の名前は公表されていない。
(2023年12月1日号掲載)