2021年9月21日
ラホヤのバーチ水族館 (Birch Aquarium) は、世界最小のペンギンとして知られるコガタペンギン (Little Blue Penguin、別称フェアリーペンギン / Fairy Penguin) の飼育を始めると発表した。
地元メディアが伝えた。
同水族館によると、来年夏までに新設の屋外飼育場で16羽のコガタペンギンが生活することになるという。
バーチ水族館の116年の歴史の中で海鳥類を飼育するのは初めて。
ハリー・ヘリング館長は「海鳥の仲間入りで当館の魅力が増大し、人々の関心を引き寄せると思う。
来場者はコガタペンギンの個性的な生態と海洋の結びつきを知ることで、自然保護への興味を深めるだろう」と期待を膨らませた。
オーストラリア南部、タスマニア、ニュージーランドに生息するコガタペンギンは、毛色が青いことから “Little Blue Penguin” と名付けられた。
背丈は1フィート以下 (30センチ以下)、体重は3ポンド以下 (1.36キロ以下) と小型だが、1日だけで体重の20%に相当する量を食べるというから、かなりの「大食漢」だ。
これは平均的な米人男性が毎日40ポンド (18キロ) の摂食量をキープしているのと同じ。
カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) のスクリップス海洋研究所 (Scripps Institution of Oceanography) が運営するバーチ水族館には、毎年約50万人の来場者が訪れ、6,000匹の海洋動物が飼育されている。9月27日に飼育場の工事が開始され、同館は30日まで休館となる。
(2021年10月1日号掲載)