ポール・マッカートニーさん復帰、健在ぶりアピール
サンディエゴ公演は38年ぶり、“不老スター” のステージ
2014年7月12日
元ビートルズのポール・マッカートニーさん (72) が健在ぶりをアピールしている。
ウイルス性炎症による体調悪化で5月の日本と韓国の公演を中止したが、7月5日からの全米ツアーでステージに復帰、9日のシカゴまで隔日公演をこなし、年齢を感じさせない「不老」 (米紙) のスターぶりが話題となっている。
マッカートニーさんの全米ツアーは10月まで21か所で行われる。
ツアーの皮切りになった7月5日のニューヨーク州オールバニ。
会場は熱狂的なファンら13,000人で埋まった。
年齢層は幅広いが、ビートルズで育った50〜60代の人たちも多い。
青いブレザーを着たマッカートニーさんはこの日、ビートルズ時代の曲「エイト・デイズ・ア・ウィーク」から演奏。
全身でリズムを取る姿は確かに若い。
「ヘイ・ジュード」では観客と声を合わせ、会場が一体化した。
メンバーだった故ジョン・レノンさん、故ジョージ・ハリスンさんに捧げる曲も忘れない。
客を満足させるショーマンシップを感じさせた。
ピッツバーグ、シカゴと続いた公演はいずれも約40曲を歌い、約3時間に及んだ。
「病気休養で再充電したみたい」。
米メディアは、ピッツバーグの女性ファンの弾む声を伝えた。
一方、不安視する声もある。
シカゴ・トリビューン紙は「今回の病気はマッカートニーさんも年に勝てないと示した。(元気は) いつまで続くか」と評した。
同世代のアーティストはどうか。
英ローリング・ストーンズのミック・ジャガーさん (70) は若々しいが、米歌手ボブ・ディランさん (73) は声に衰えがある。
マッカートニーさんは7月9日にサンディエゴ公演の追加を発表。
9月28日に収容人員約42,000人のペトコパークで行われることが決まった。
マッカートニーさんのサンディエゴ公演は38年ぶりとなる。
一般向けチケットは Ticketmaster (phone: 1-800-745-3000) で売り出されている。
料金は$39.50〜$250 (+手数料)。
(2014年8月1日掲載)