ボビー・バレンタイン氏が被災地で野球指導
岩手県の中学生に、SDの子どもたちも参加
プロ野球の千葉ロッテマリーンズ、大リーグではテキサス・レンジャーズ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスの監督を務めたボビー・バレンタイン氏が、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市を8月4日に訪れ、同市内の中学生に野球を指導した。
練習の合間にはバレンタイン氏が「大丈夫?」などと日本語で声を掛け、子どもたちは目を輝かせながら白球を追った。
サンディエゴなどから来日した子ども26人と、大船渡市内の中学生約30人がノックの指導を受けたり、練習試合などを通して交流。
バレンタイン氏は「震災で大変なことが起きていると認識しているが、乗り越えようとする姿に感動する」と話した。
練習試合にピッチャーとして出場した大船渡市立吉浜中3年の木川田壮太君 (14) は「慣れない英語だけど、ナイスボールと言ってもらえてうれしかった」と笑顔だった。
自然災害の被災者に対する援助・救済活動や、被災地の経済復興を支援する公益社団法人「絆ファウンデーション」(東京都港区) などが企画。
8月8日までの予定で、最後の2日間は宮城県気仙沼市と福島県郡山市の子どもも訪れ、試合をする予定。
*写真は、被災地を訪れて子どもたちに野球を指導するボビー・バレンタイン氏(左端)=8月4日、岩手県大船渡市
(2014年8月16日号掲載)