サンディエゴ市長、新会計年度の経常予算提示
公衆安全、地域サービス、インフラ整備の三本柱
2015年4月14日フォールコナーSD市長は4月13日、7月1日から始まる新会計年度に向けた約13億ドル (約1540億円) の経常予算案を市議会に提示した。
新会計年度に向けた市長の予算案は、公衆安全、地域サービス、インフラ整備を三本柱とした内容。
具体的には、SD市警察 (SDPD) とSD消防署 (SDFD) のシステム充実、道路整備の促進、公園と公設レクリエーション施設の営業時間延長などに焦点が当てられている。
新会計年度予算への市長の積極姿勢には、売上税、固定資産税、ホテル室料税などの税収増が背景にある。
市警察への割当は、新規採用警察官の報酬に1110万ドル、出動体制の拡充に560万ドル、5か所の駐在所新設に160万ドル、警官の装着カメラ用に210万ドルなど。
消防施設へは、ユニバーシティ・シティに配置される救急隊に120万ドル、今年夏に新設される東ミッションバレー消防署に170万ドル、スカイラインヒルズ (SD市東部) 臨時消防署の人件費に80万ドルなど。
公園については、市内の公設レクリエーション施設53か所のうち、2003年に営業時間を週65時間から45時間に短縮された16か所の時間延長に向けて100万ドルが充当される。
このうち6か所は週60時間オープンとなる予定。
(2015年5月1日号掲載)