レゴランドの新アトラクションで海中旅行を擬似体験
「レゴシティ・ディープシー・アドンベンチャー」 7月オープン
2018年5月19日
LEGO CITY®: Deep Sea Adventure |
レゴランド・カリフォルニアの最新アトラクション「レゴシティ・ディープシー・アドンベンチャー」が7月にオープンする。
レゴシティ・ディープシー・アドンベンチャーは、レゴランド・ウィンザー (英国)、レゴランド・ジャパン (名古屋市)、そして2016年に開業したレゴランド・ドバイ (アラブ首長国連邦) で一番人気を誇る 「サブマリン・アドベンチャー」 に準 (なぞら) えた内容となっている。
定員12名の “潜水艦” 8艇が “海中” へと繰り出し、舷窓 (げんそう) から2,000種以上の魚とレゴブロック製のオブジェを眺めながら約4分間の水中探検が楽しめる。
重量22,000ポンド (約1トン) の“潜水艦” は約30万ガロンの水で海底を模した水槽の中をゆっくりと進み、目の前を悠然と通過するサメ、アカエイのほか、メガネモチノウオ (ナポレオンフィッシュ) などのユニークな表情をした魚と遭遇したりする。
また、レゴシティ・ディープシー・アドンベンチャーには海底に沈んだレゴ製の難破船が積んでいた財宝を探し当てる “任務” も与えられ、乗客は船内のタッチスクリーンから海底探査中のレゴ潜水士に指示を送り、宝石、真珠、金貨を見つけ出す手助けもできる。
レゴシティ・ディープシー・アドンベンチャーは高度な視覚トリックの効果で、大型水族館での擬似体験ながら海中旅行のリアル感を味わえる。
レゴランドは地上アトラクションを主体とするテーマパークだけに、趣向を凝らした地下アトラクションの新設に注目が集まりそうだ。
姉妹パークで行われているサブマリン・アドベンチャーは大人にも人気がある。
レゴランドの親会社マーリン・エンターテイメンツは、大型投資ファンド運用会社ブラックストーン・グループ傘下のアトラクション運営企業で、ヨーロッパ第1位、世界第2位の規模を誇る。
だが、レゴランド全体の2017年度営業収益は前年比マイナス8%を示し、13年ぶりの減益となった。
同パークでは子供たちの冒険心をくすぐる潜水艦ライドのほか、スマホのアプリを使用して独自のレゴ玩具を製作/作動させるプログラム「レゴ・ブースト」を導入するなど、業績のV字回復を図っている。
また、レゴランド・カリフォルニアは自社運営による2番目の宿泊施設 「キャッスル・ホテル」を4月27日に開業。
城をイメージした新ホテルの部屋数は250室。
「騎士」 (knight-)、「王女」 (princess-)、「魔術師」 (wizard-) をテーマにした個性的な客室を備えている。
新アトラクションのレゴシティ・ディープシー・アドンベンチャーを家族連れで楽しんでもらい、長時間滞在から宿泊プランまで考慮する訪問客に向けて受け入れ態勢を整えている。
(2018年6月16日号掲載)