PSA旅客機墜落事故から40年
現場ノースパークで追悼献花
2018年9月26日
1978年9月25日午前9時2分。
サンディエゴは快晴の朝を迎えていた。
ビジネスアワーが始まり、街の喧噪がピークに達する頃、アップタウンのノースパーク地区に旅客機が墜落した。
当時、サンディエゴを本拠地としていたパシフィック・サウスウエスト航空 (PSA) のサクラメント発ロサンゼルス経由サンディエゴ行き182便 (ボーイング727型機) が、空中で私有セスナ機と衝突し、同機はノースパーク上空で炎上したまま、Dwight St. と Nile St. が交差する付近に墜落した。
この事故で、カリフォルニア州の航空事故としては最悪の144人の犠牲者を出した。
サンディエゴ史上で大惨事の一つに数えられるPSA機の事故からちょうど40年。
墜落現場に近い歩道の一角には犠牲者の名前が書き留められている。
悲劇が起きた9月25日午前9時2分を目がけて、犠牲者を追悼する人々がここに集まり、黙とうを捧げた後、それぞれが献花した。
バルボアパークのサンディエゴ航空宇宙博物館には、182便と小型セスナ機の乗員乗客と地上で命を落とした犠牲者に捧げられた慰霊板がある。
(2018年10月16日号掲載)