エスコンディドのモスクでぼや
放火か、現場にニュージーランド乱射の落書き
2019年3月27日
サンディエゴ郊外のエスコンディドにあるモスク (イスラム教礼拝所) で、3月25日までに放火とみられるぼやがあった。
人的被害はなかったが、ニュージーランドのモスク2か所で起きた銃乱射に関する落書きが現場で見つかり、警察や連邦捜査局 (FBI) などが憎悪犯罪 (ヘイトクライム) として捜査を始めた。
警察によると、ぼやは24日未明に発生。
モスク内にいた数人が消火作業に当たり、外壁が燃えただけで鎮火した。
警察はイスラム教信徒が多数集まる「サバス」 (安息日=金曜日没〜土曜日没) の監視と警備体制を強める意向を表明している。
イスラム教徒の権利擁護団体「米イスラム関係評議会」は、トランプ大統領の言動が白人至上主義などを助長していると非難。
当局に対し、全米のモスクなどへの警備を強化するよう訴えた。
*イラストはイメージ
(2019年4月16日号掲載)