新型ウイルスワクチン臨床試験へ

イノヴィオ、SD に研究開発センター

2020年4月7日

サンディエゴ・ソレントバレーに研究開発センターと創薬施設を有する製薬会社イノヴィオ・ファーマスーティカルズ (本社:ペンシルバニア州プリマスミーティング) は4月6日、開発を進めている新型コロナウイルス・ワクチンの安全性を確認する臨床試験を開始した。

世界で開発中のワクチンで臨床試験に進んだのは3番目。

イノヴィオは今年1月、世界的なワクチン開発促進連携機構「CEPI感染症流行対策イノベーション連合」 から助成金を受け、新型コロナウイルス・ワクチンの開発に着手。

ワクチンは動物実験で効果が確認されており、これを受けて6日から臨床試験 (フェーズ1=第1相試験) を開始。

フェーズ1では健康な任意治験者40人を対象にワクチンを投与し、免疫反応と副作用についてのデータを今夏後半〜今秋前半までにまとめる。

フェーズ2の治験者は約1,000人を予定している。

開発中のワクチンはヒトの遺伝子に働きかける「DNAワクチン」 と呼ばれる新しいタイプ。臨床試験が順調に進めば、今年末にも緊急使用が可能になる。

開発/生産に要する時間の大幅短縮が期待されているが、実用化の例がなく、臨床試験でヒトにも予防効果が認められるかが最大の焦点だ。


(2020年4月16日号掲載)