8月、9月に$32.28のクレジット
2020年8月1日
サンディエゴ ガス & エレクトリック (SDG&E) は、消費者還元プログラムとして、 8月と9月に1世帯当たり$32.28 (約3,400円) を電気料金クレジットとして払い戻す。
7月と8月の電力消費量が対象となる。
この措置はカリフォルニア州公共事業委員会 (CPUC) が管理する「カリフォルニア・クライメット・クレジット (The California Climate Credit)」 プロジェクトに基づいて、電力消費者 (企業体を除く) を対象に行われる。
昨年、SDG&Eは4月と10月に同様の消費者還元を実施しているが、今回はエアコン使用などで電力消費の増加が見込まれる夏季 (8、9月) に移行する許可をCPUCに申請していた。
今年は新型コロナウイルス感染の影響から在宅勤務を余儀なくされる消費者の急増もあり、同プログラムは夏場の光熱費を軽減する一助となりそう。
カリフォルニア・クライメット・クレジットはCA州が推進する地球温暖化防止キャンペーンの一つ。
州当局と電力/ガス会社が温室効果ガス排出の取引を行い、供給事業側が基準を超える「排出権」 を購入した場合、それを消費者にクレジットという形で還元する。
SDG&Eは今年4月、$21.11 (約2,200円) を天然ガス料金クレジットとして消費者に還元した。
(2020年8月16日号掲載)