2023年1月10日
サンディエゴ・ガス&エレクトリック (SDG&E) は、1月分の光熱費請求額が通常の2倍以上になる可能性を顧客に通知した。
SDG&Eは1月1日に新規の天然ガス/電気料金体系を導入。
同社によると、光熱費値上げの最大要因は天然ガス相場の継続的な上昇という。
データによると、今年1月時点の天然ガスの単位コストは前年同月の2.36ドルから5.11ドルへと倍増。
同社はエネルギーコスト急騰分が請求額に反映されると説明している。
コロナ規制が緩和され、世界的に経済回復の兆候が見え始める中、電力需要の増加とともに、LNG・天然ガスなどの燃料供給が
不足し、需給逼迫 (ひっぱく) を招いている状況が背景にある。
想定される上昇率で試算すると、燃料消費量がピークになる冬季のガス使用料金は、昨年105ドルとした場合、今年の請求額は225ドルになると予想される。
低所得者層を対象にしたCA州の「CARE プログラム」 (California Alternate Rates for Energy) に加入している場合は60ドルから130ドルへのアップが見込まれる。
天然ガス料金は燃料の市場価格に基づいて毎月変動し、通常、家庭でのガス使用量は年間を通して気温が最も低くなる1月に跳ね上がる。
*SDG&Eでは、請求額割引、債務救済、支払計画、エネルギー消費効率化などの支援プログラムを用意してい る。
*オプションについての詳細は www.sdge.com/residential/pay-bill/get-payment-bill-assistance 。
(2023年2月1日号掲載)