Thursday, 26 December 2024

1月の光熱費請求、2倍以上に? SDG&E、天然ガス相場急騰で

2023年1月10日

サンディエゴガス&エレクトリック (SDG&E) は、1月分光熱費請求額が通常の2倍以上になる可能性を顧客に通知した。


SDG&Eは1月1日に新規の天然ガス電気料金体系を導入。

同社によると、光熱費値上げの最大要因は天然ガス相場の継続的な上昇という。

データによると、今年1月時点の天然ガスの単位コストは前年同月の2.36ドルから5.11ドルへと倍増。

同社はエネルギーコスト急騰分が請求額に反映されると説明している。


コロナ規制が緩和され、世界的に経済回復の兆候が見え始める中、電力需要の増加とともに、LNG・天然ガスなどの燃料供給が
不足し、需給逼迫 (ひっぱく) を招いている状況が背景にある。


想定される上昇率で試算すると、燃料消費量がピークになる冬季のガス使用料金は、昨年105ドルとした場合、今年の請求額は225ドルになると予想される。

低所得者層を対象にしたCA州の「CARE プログラム」 (California Alternate Rates for Energy) に加入している場合は60ドルから130ドルへのアップが見込まれる。


天然ガス料金は燃料の市場価格に基づいて毎月変動し、通常、家庭でのガス使用量は年間を通して気温が最も低くなる1月に跳ね上がる。


*SDG&Eでは、請求額割引、債務救済、支払計画、エネルギー消費効率化などの支援プログラムを用意してい る。

*オプションについての詳細は www.sdge.com/residential/pay-bill/get-payment-bill-assistance 。




(2023年2月1日号掲載)