Tuesday, 04 February 2025

SD市長、2023年頭市政演説 インフラ整備、治安改善の成果

2023年1月12日

トッドグロリアSD市長は1月11日、任期3年目となる年頭施政方針演説をサンディエゴ・シビック・シアターから伝えた。

会場に聴衆を集めて行われた市長の演説は市の公式ホームページからネット中継され、インフラ整備治安改善ホームレス対策購入可能な住宅建設の推進に焦点を当てた。


インフラ整備については、遅れを取っている市内の道路補修 (歩道を含む) を喫緊の課題とし、SD市政史上最大額となる見込みの投資を確約。

また、2023会計年度 (2022年7月1日~2023年6月30日) は既に合計283マイルに及ぶ市道を修復しており、 舗装再舗装率が前会計年度より40%以上アップしている実績を強調した。

さらに、13の新設公園がオープン、3つの新消防署の建設も進行中と述べた。


昨年の年頭演説では、市内の犯罪増加率が前年比+13%と悪化し、中でも暴力犯罪+11%、憎悪犯罪+65%という数字に危機感を露わにしていた。

大幅な予算増額を公約し「サンディエゴの無法地帯をなくす」と誓ったグロリア市長は、今年の演説で「犯罪全体は昨年比-7.5%減少した。

財産犯罪-9.7%重大暴力犯罪-13%と改善している」と、治安強化成果を誇らしげに語った。


市長は、ダウンタウン地区のホームレス人口5か月連続過去最多を記録したことを憂慮。

昨年だけで路上生活者が2,200人以上増えた事実を踏まえ、ダウンタウンの旧中央図書館を緊急シェルターに当てる計画も明らかにした。



From SD CityTV Live Stream / © The City of San Diego



(2023年2月1日号掲載)