アマゾン、高級スーパーの生鮮品通販
有料会員「プライム」 向け、SDでも開始
2018年4月25日
インターネット通販大手のアマゾン・コムは今年2月、米国の一部地域で有料会員「プライム」向けに、昨年買収した米高級スーパーのホールフーズ・マーケット (Whole Foods Market) の生鮮食料品のネット販売に着手した。
年内に全米でこのサービスを展開する計画を明らかにしていたアマゾンは4月24日、サンディエゴでもネット販売による宅配サービスを開始。
アマゾンはネットと店舗の融合を進めており、米小売業界で競争力を一段と増しそうだ。
“オンライン販売の巨人” として君臨するアマゾンがネット販売/宅配サービスを2月に発表してから半月後、ニューヨーク州を中心に約170店のスーパーマーケットを展開するトップスマーケッツが米連邦破産法11条 (日本の民事再生法に相当) の適用を申請するなど、競争激化による波紋がスーパーマーケット業界に現れている。
アマゾン・コムの利用者は、スマートフォンのアマゾンのアプリなどを通じて、ホールフーズの野菜や肉、魚介類などを35ドル (約3,800円) 以上注文すれば、商品が2時間で配達される。
追加料金を払えば1時間以内に届くという。
(2018年5月16日号掲載)