SD郡住宅中間価格、過去最高55万ドル
昨年6月の54万5,000ドル超える
2018年4月30日
不動産市場の動向を独自のデータにより分析する情報サービス社「コアロジック」の最新統計によると、今年3月におけるSD郡の住宅中間価格は$550,000 (約6,000万円) に達し、過去最高を記録した。
SD地区の住宅事情は、依然として高い需要に追いつかない供給不足が続いており、当地に集まるIT/バイオ関連企業の技術者/研究者や投機目的の資産家が買い手の多くを占めている。
経済の好況継続と低金利住宅ローンが全米的に住宅価格上昇を後押ししているようだ。
専門家の多くは、底堅い米経済の持続を基盤としている高騰であり、かつてのサブプライムローンのような無謀な融資もなく、不動産価値の過剰評価、いわゆるバブルの前兆ではないと分析している。
2018年2月末時点の全米主要都市における住宅価格指数 (S&P・コアロジック・ケース=シラー指数=最新統計) によると、SD都市圏の前年同月比でみる価格上昇率は+7.6%で、全体7位の高さだった。
サンディエゴを凌ぐ上昇率を示した6都市圏は次の通り。
① シアトル (12.7%)、② ラスベガス (11.6%)、③ サンフランシスコ (10.1%)、④ デンバー (8.4%)、⑤ デトロイト (8.4%)、⑥ ロサンゼルス (8.3%)。
(2018年5月16日号掲載)